ナス 葉が枯れる 落ちる

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ナス 葉が枯れる落ちる

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元気に育つナス

 

 

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ナスの葉が枯れる落ちる原因は?

 

 

ナスを育てていると、葉が黄色く変色し、そのうち落葉することがあります。
役目を終えた葉が、時々落ちることはありますが、
何枚も続けて落ちるのであれば、何か問題があるはずです。

 

原因は一つではなく、検討違いの処置をすると、手遅れになることもあります。
ナスの様子をしっかりと見て判断し、対処します。

 

落葉した葉には害虫などがついている可能性がありますし、
落ち葉で株元の風通しが悪くなって、病気を助長することもあります。
落葉した葉は、そのままナスの近辺に放っておかずに処分しておきましょう。

 

では、ナスの葉が枯れる、落ちる原因と対処をご説明します。

 

 

[ナス 葉が枯れる落ちる]

 

 

■ナス 葉が枯れる落ちる

 

1.水切れ、肥料切れ
ナスは気温が上がってくると、株を大きく育てるために水分をたくさん吸い上げます。
実をつけるようになると、実を大きくするためにさらに水分が必要となるので、
水切れには、常に注意が必要です。

 

水分とともに必要になるのが肥料です。
肥料も株を大きく育てたり、実を大きくするためには必要不可欠です。
この二つが切れてしまうと、ナスは生育が悪くなります。

 

水切れは重症になると、水を与えても回復せずに、
そのまま枯れてしまうこともあるので、日々気遣うようにしてください。

 

肥料が切れているだけの場合は、必要量の肥料を与えるようになれば、
また花が咲いて実がつくようになり、葉の黄変もおさまります。

 

 

ナスは、やや小ぶりで収穫すると木に負担がかからず総収量が増えます

 

 

2.肥料焼け
ナスの根に肥料が直接触れると、根が肥料焼けを起こします。
根が肥料焼けすると、必要な水分や養分を吸い上げられず、葉が黄変し落ちます。

 

植え付ける時は、必ず根に触れない場所に元肥を入れるようにし、
追肥をする場合も、株元から少し離れた場所に追肥するようにします。

 

容器栽培の場合は、容器の縁に沿うように肥料を与えましょう。
また、高濃度の肥料を一度に与えるのも、肥料焼けの原因となります。

 

肥料は濃いものを大量に与えれば良いというわけではありません。
液体肥料の場合は、規定通りに薄めたものを与え、
粒状などの肥料は必要以上に与えないようにします。

 

 

鉢やプランター栽培は、水切れ、肥料切れ、根詰まりに気をつけます

 

 

3.根詰まり
鉢やプランターなどの容器栽培で起きやすい症状です。
容器栽培は地植えと違って、土の量が制限されているため、
根を広げる範囲を制限されています。

 

容器の中が根でいっぱいになると、それ以上根を広げられず、
根が詰まった状態になり、必要な水分や肥料分を吸いあげられません。

 

ナスを容器栽培する時は、ある程度大きい容器に植える必要があります。
プランターなら深型の30リットル以上、鉢なら深い10号鉢が適します。

 

植え付けからしばらくすると、根もよく広がって、容器の中でいっぱいになります。
そうなったら、一度根切りをして、リフレッシュさせてあげましょう。

 

根切りの作業は、一般に、8月上旬頃行います。

 

ナスの地植えでは根元から30cm、
プランターではできるだけ根元から遠い15~20cm、
離れた場所に垂直にシャベルを刺しこみ、根を切ります。

 

根と一緒に、地上部の枝葉も切り、更新剪定を行うと、
美味しい秋ナスを楽しむことができます。

>>ナス 更新剪定

 

4.病気にかかった
ナスがかかりやすい病気の中に、半枯病というものがあります。
名前に「半」と入っているように、株の片方の葉が集中して黄変し落葉します。

 

病変が見られる葉の中でも、
半分くらいが黄変するため、比較的見つけやすい病気です。

 

葉の裏をよく見て虫がいなければ、半枯病である可能性が高いです。
似たような症状の出る病気として、半身萎凋病というものもあります。

 

いずれの病気も、連作によって起こる可能性が高くなるため、
連作を避けるか、耐病性のある接ぎ木苗を植え付けて育てるようにします。
植え付け前に、土壌消毒をするのも効果的です。

 

 

ニジュウヤホシテントウ、大発生する前に捕獲しましょう

 

 

5.害虫の被害
ナスにつく害虫は色々いますが、
その中でもハダニ類がついた時、葉が黄変してきます。

 

水分や養分が滞った時の黄変は、どちらかというと色が抜けたようになります。
半枯病にかかったり、ハダニの被害にあうと、
黄変してくる場所がモザイク状になることが多いです。

 

ハダニは、ナスの葉の裏についていることが多く、そこから汁を吸います。
半枯病とハダニの見分け方としては、葉の裏側を見れば一目瞭然です。

 

葉の裏側に虫がいれば、害虫被害で、虫がいなければ病気です。
時々、水やりのついでに葉の裏に葉水をかけてあげると、
ハダニを予防することができます。

 

また、初期の状態であれば、被害の出た葉のみを摘み取り処分すると、
症状が治まることがあります。

 

また、葉にぎざぎざとした傷があれば、
ニジュウヤホシテントウが食害が考えられます。

害虫による被害を確認したら、薬剤や自然農薬で防除します。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 水やりのコツ
・ナス 発芽しない



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