ナス 育て方

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ナス 風対策

読了までの目安時間:約 7分

 

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大風が吹くことを想定して、支柱をしっかり組みましょう

 

 

ナスを栽培する時、風による被害を受けて、
株が弱りダメになることがあります。

 

台風がくる頃になって初めて対策する、という方が多いようですが、
植え付け直後や大きく生長してくると、
少し強い風が吹くだけで、大きな影響を受けることがあるのです。

 

 

[ナス 風対策]

 

 

■ナス 風の被害は?

 

ナスの苗を植え付けるのは、気温が高くなる5月頃ですね。
この5月頃というのは、意外と天気が荒れることが多く、
雨が何日も降り続いたり、晴天になって夏日のような暑い日があります。

 

南からの暖かい風が強く吹いたりすることもあるのに、
北風のように少し冷たい風が吹きすさぶこともあります。
ベランダ栽培の場合も、強風に注意します。
 

まだ弱い苗の時期にこの強い風に当たると、新芽部分が傷みます。

また、植え付け直後で根付いていない株は、株元がぐらつくため、
風であおられると株元が揺れて根が露出してしまうことがあります。

 

大切な新芽がチリチリに焼けたようになったり、
根が露出した状態を放っておくと、生育不良になります。

 

最悪のときは枯れてしまうこともありますし、
枯れなくても、回復までに時間がかかり、ナスの生長が遅れてしまいます。

 

ナスが生長してきて、株元がしっかりし、寒風の心配もなくなっても、
まだ風の悪影響に対しては油断できません。

 

ナスは品種によって、葉の裏や表面、実のヘタ部分などにトゲが出ます。
風が吹くことで、このトゲの部分が他の部分にこすれてしまい、
ナスのトゲが、お互いに傷つける状態になることがあります。

 

特に水ナスなど、皮が薄い品種のナスは、
トゲによる傷が増えやすいので注意します。

 

また、長く伸びてきた主枝には実がつき始めます。
重みの増した枝は、台風ほど強い風でなくても、煽られて倒れることがあります。

 

鉢やプランター栽培では、容器ごと倒れてしまい、ナスの枝葉が傷みます。
容器の中の土が乾燥して軽くなっている時に被害が出ることが多いので、
これにも対策が必要になります。

 

 

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ナスのトゲは鋭いので、お互いに傷をつけてしまいます

 

 

■ナス 風対策は?

 

多少の風が吹いても、ナスの株が傷まないようにしておくことで、
順調に生育して実を収穫する近道になります。

 

植え付け後に、準備しておくと良い対策が、
いくつかあるので、ご紹介して行きます。

 

・袋による風よけ
苗を植え付ける頃は、まだ風が吹くと肌寒く感じることがあります。
ナスは高温を好む野菜なので、寒さは苦手です。

 

植え付けてすぐの小さな苗の新芽は、柔らかく弱いため、
冷たい風に当たると傷んでしまいます。

 

生長点が傷むと、回復し生育を始めるまでに時間がかかり、
調子を落としている場合には、そこで生長が止まってしまいます。

 

簡単に風を遮り、寒さも和らげる方法として、袋を使った防風があります。
袋は、耐水性の強いビニール袋がお勧めです。

 

中でも、培養土や牛糞堆肥など、園芸に使う資材が入った袋は、
厚手で丈夫な上に、ナスの防風にはサイズもピッタリです。

 

まずは袋の上下を切って筒状にして、植え付けた苗を囲むようにします。
袋がピンと張るように、内側の四隅に支柱を立てます。

 

飛んでいってしまうことはあまりありませんが、
心配であれば袋が浮き上がらないよう、
支柱を洗濯バサミではさむか紐で結びつけておきましょう。

 

・支柱
ナス栽培では、支柱は、とても大切です。
支柱は枝と実の重さに耐えられるよう、
150~200cmくらいの長さで、少し太め(11㎜)程度の支柱を選びましょう。

 

支柱を設置する時は、これ以上入らないというところまでしっかりと挿し、
必要であれば、合掌型で組んだり、

横方向の支柱の本数を増やして動かないようにしておきます。

 

主枝が伸びてきた時、支柱に誘引しておくことで、
風に吹かれても枝が動かないので折れません。

 

また、風に吹かれて枝ごと葉が別の枝葉と干渉し、
トゲで傷をつけるのを防ぐこともできます。

 

 

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倒れにくい鉢 C)植木鉢:植木鉢・鉢カバー専門店グーポット

 

 

・重石
地植えででは必要ありませんが、鉢やプランターなどの容器栽培では、
容器ごと倒れないようにしておく必要があります。

 

土が乾燥して軽くなってしまうのは仕方のないことなので、
それ以外で容器が倒れないようにしておきます。

 

容器はプラスチック製の軽いものより、
テラコッタなどの重みのある容器を使うと、倒れにくくなります。

 

どうしても移動したい時があるため、
できるだけ軽い容器を使いたいという場合もありますね。

 

その場合は、容器の脇に丈の低い寄せ植えなどを置いて重石にします。
また、鉢植えにする場合は、座りの良い鉢を選びます。

 

下が細くなっている鉢は、上部が動くと揺れが起こり、倒れやすくなります。
できれば寸胴な形の鉢を使うと、倒れるリスクが減ります。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

水ナスの育て方

読了までの目安時間:約 11分

 

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■ナス 栽培スケジュール

 

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■ナス 栽培データ

 

英名・学名 eggplant・solanum melongena
形態 多年草(日本では一年草扱い)
原産地 インド東部
草丈/樹高  80cm~100cm
収穫期 6月下旬~9月
栽培難易度(1~5)  3
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
特性・用途  長期収穫が可能

 

 

水ナスは一般的な中長ナスに比べて、
皮が薄く水分量が多いため、漬物などの生食に美味です。

 

実の大きさはやや小ぶりですが、ぽってりとした形がかわいらしいです。
手で握ると水分がしたたるほど、たっぷりと水分を蓄えた実を栽培しましょう。

 

 

■水ナスの育て方

 

・種まきからの場合
水ナスの種は、ホームセンターなどで市販されています。
ネットでも販売されているので、簡単に手に入れることができます。

 

ただ、よほど大量の株を植え付けるのでない限り、
水ナスは種からよりも苗から育てる方が安心です。

 

種から育てるとなると、時間も手間もかかる上に、
定植に至らず失敗することも少なくありません。

 

どうしても種から育ててみたい場合は、
一般的な中長ナスと同じ要領で問題ありません。
>>ナス 種からの育て方

 

 

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水ナスの接ぎ木苗

 

 

・苗を選ぶ場合
水ナスの苗を選ぶ時も、一般的なナスの苗を選ぶ時と基準は同じです。
全体的にがっしりとしていて、揺らしてもぐらぐらしないものを選びます。

 

蕾がすでについているものか、できれば開花しているものがお勧めです。
害虫がついていたり、病気などによる変色がないかをよく見て選びましょう。
>>ナス 苗の選び方

 

・植え場所(栽培環境)
できる限り日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。
地植えでも、鉢やプランターで育てる場合でも同じです。

 

ナスは連作を嫌う野菜なので、
数年間はナス科の植物を育てていない場所で育てます。

 

連作する場合は、土壌消毒をしたり、接ぎ木苗を選ぶなどして対応します。
鉢やプランターで育てる場合も、古土を利用せず、
新しい清潔な培養土を使って育てた方が安心です。
>>ナスの連作は?

 

・植え付け場所の準備

 

 

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ナスの基本的な植え方

 

 

地植えの場合は、30cm~40cmほどの深さを掘り返し、よく耕しておきます。
苦土石灰、堆肥、元肥などを加えてよく混ぜ、畝をたてます。

 

土の水はけが少し悪いようであれば、
畝を高くすることで排水を良くすることができます。

 

 

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プランターの植え付け

 

 

鉢やプランターで育てる場合は、深さ30cm以上の大型の容器を使います。
鉢底には鉢底石を敷いて、その上に市販の野菜用の培養土を入れます。
元肥は培養土に含まれていることが多いので、足す必要はありません。

 

・植え付け
水ナスはあまり寒さが得意ではありません。
十分に気温が上がってから植え付けを行います。

 

だいたい5月のゴールデンウィーク頃がお勧めです。
>>ナス 植え付け時期は?

 

植え付けの前にポット苗に水を与えておきましょう。
こうすることで、根鉢が崩れにくくなり、根を傷めずに済みます。
植え穴の中にも水を入れて染み込ませ、その後に苗を植え付けます。

 

複数の株を育てる場合、一般的な品種だと株間を45cmほどとりますが、
水ナスはやや大型に育つため、株間を60cmほどと広めにとります。

植え付けた後は、水をたっぷりと与えておきましょう。

 

 

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・支柱
植え付けた直後に仮支柱をします。
仮支柱ではなく、長い支柱を植え付け後すぐに立てても問題ありません。

 

水ナスは中長ナスよりも実は小ぶりですが、株自体は大きくなります。
葉も大きいですし、枝もよく伸びるので、
支柱もしっかりとしたものを選び、倒れないように設置します。

 

支柱と苗は紐などで八の字に縛って誘引しておきますが、
この時にあまり強く縛ると、茎が傷んだり太れなくなるので、
少しゆとりをもって紐で縛るようにします。

 

 

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ワラなどを敷くと乾燥防止、泥はね防止で病気になりにくいです

 

 

・水やり
水やりのタイミングなども、一般的なナスと同じです。
実に含まれる水分が他のナスよりも多いので、
水を吸いあげる力がとても強く、乾燥しやすい場合があります。

 

土の状態を毎日チェックして、乾いていたらたっぷり与えるようにしましょう。
特に実がたくさんついている時や、高温になる夏の間などは、

 

朝だけでなく夕方にも土の状態を見ておきます。
もし乾いているようであれば、夕方にも水を与えましょう。

 

水が不足していると、カチカチな固い実ができたり、
株を維持できずに枯れることもあるので、水切れには十分注意しておきます。

 

乾燥を防ぐため、株元にワラを敷いたり、
畝をたてた後にビニールマルチをしておきます。

 

鉢やプランターの場合は、ワラの他にバークチップなどを使うと、
見た目もおしゃれになり、乾燥も予防できます。
>>ナス 水やりのコツ

 

 

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朝、葉が上を向いているのは、樹勢が良い証拠です

 

 

・追肥
植え付けから2週間後くらいから追肥を始めます。
水ナスも肥料切れを起こすと実付きが悪くなるので、
肥料が切れないように2週間に1回のペースで追肥を繰り返します。

 

定期的に追肥していても、花色が薄かったり、短花柱頭の症状が出た場合は、
薄めに作った液体肥料を与えて様子を見るようにします。
即効性の液体肥料を与えることで、生育不良を改善することができます。
>>ナス 肥料の与え方と時期

 

・摘芯、整枝、仕立て
一般的なナスと同じです。
2本仕立てか3本仕立てで育てます。

 

葉も大きく、株も大型になるので、最初は2本仕立てから試してみましょう。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

 

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ナスの2本仕立てと摘芯

 

 

・誘引
枝が伸びてきたら、支柱に誘引します。
小ぶりとはいえ、1本の枝に同時にいくつも実がなることがあります。

 

実の重みで枝が下がり、実や葉が地面につくと病気の原因になりやすいです。
必ず枝が伸びたら支柱に誘引し、枝が下がらないようにしておきます。

 

 

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小さめで収穫したほうが総収量が増えます

 

 

・収穫
水ナスの品種により、多少違いはありますが、
だいたい開花から20日~25日くらいで収穫ができるようになります。

 

最初にできた一番果と、その後にできた2つくらいは、
やや小さいうちに収穫すると、その後の実付きがよくなります。

 

実はあまり大きくなるまで待たず、
ある程度の大きさに育ったらどんどん収穫していきます。

 

あまり樹に実をつけたままでいると、株が疲れてしまいます。
株が疲れてしまうと、栽培後半の花付きや実付きも悪くなる上、

最悪の場合は、早々に枯れてしまうこともあります。
>>ナス 収穫時期は?

 

 

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更新剪定、根切り、追肥をすると秋茄子が楽しめます

 

 

・更新剪定=切り戻し剪定
真夏は、暑さと収穫続きでどうしても株が弱ってしまいます。
秋にもナスを楽しむために、夏に株が元気をなくしてきたら、
切り戻し剪定=更新剪定をします。

 

この更新剪定をすると、新しい枝が育ち秋にまた実が収穫できます。
*詳しくは、こちらをご覧ください。
>>ナス 更新剪定

 

・病害虫
ナスは色々な害虫や病気にかかることがあります。
ある程度であれば、薬剤によって防除することが可能です。

 

薬剤を使いたくない場合は、環境や手入れをきちんと行うようにし、
何か異変がないかをよく観察するようにします。
何か異変を見つけたら、すぐに対処するようにしましょう。
>>ナス 病害虫

 

■水ナスの育て方のコツ
1.実は小さくても樹は大型に育つので株間は広めにとる
2.水切れを起こさないよう、毎日用土のチェックをする
3.株が弱らないよう、実は若いうちに収穫する 

 

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ナス 一番花 落ちたら

読了までの目安時間:約 5分

 

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一番花、着果させると安心ですが

 

 

ナスの一番花と二番花の着果は、とても重要だといわれています。
最初につく花に実をつかせると、ナス自身の実をつける流れが強くなります。

 

一番花に実をつけ、後の着果率を上げることを「なりグセをつける」といいます。

 

ただし、これは一番花に着果させることで、実がなりやすくなるというだけなので、
一番花が落ちてしまったからといって、栽培に失敗した訳ではありません。

 

一番花が落ちてしまっても、その後の管理に注意していれば、
問題なく実を収穫し続けることができます。

 

 

[ナス 一番花 落ちたら]

 

 

■ナスの一番花が落ちる理由

 

大事な一番花が落ちてしまうのには、いくつか理由があります。

まずは育てている環境が悪いこと。
日当たりや風通し、水やり、肥料の具合などですが、中でも一番影響するのが日当たりです。

 

ナスは日当たりの悪い場所で育てていると、うまく生長できません。
一番花だけでなく、今後でてくる花も落ちてしまう可能性があります。
できるだけ日当たりの良い場所に置き、適切に水やりをするようにします。

 

また、寒さに当たることで花が落ちることもあります。
ナスの苗を植え付ける頃は、地域やその年の天候や気候によって、
夜にたいへん冷え込むことがあります。

 

寒さに当たってしまうと、花芽が傷んだり、ナスが生理的に花を落とすため、
しっかりと気温が上がるまでは、防寒対策をしておいた方が良いでしょう。

 

他にも、作業している間に服が一番花に当たり、落ちることもあります。
植物の茎葉や花などは、丈夫そうに見えてとても繊細です。

 

ふとしたことで傷めることがあるため、注意しておきます。
服と同じように、強風に吹かれて花が飛んでしまうこともあります。

防風と防寒をかねて、苗の周りをビニールなどで囲っておくと安心です。

 

 

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一番果を確認すると、安心です

 

 

■一番花が落ちてしまったら

 

一番花に着果させることは、確かにナス栽培において重要なことです。
だからといって、一番花が落ちてしまったり着果しなかったら、
実が絶対に収穫できないということではありません。

 

あくまでも一番花に着果させるのは、
なりグセをつけてその後も順調に着果する確率を上げるためです。

 

逆に、一番花に着果させることに成功したとしても、
その後の管理や天候が悪ければ、生育不良に陥ることは多々あります。

 

一番花が落ちても、がっかりする必要はありません。
今後、上手に管理していけば、一番花の後に二番花、三番花と続くはずです。

 

二番花や三番花が咲く頃になれば、気温も安定してくる頃なので、
花が落ちることも減ってきます。

 

もし花芽自体があまりできないということであれば、肥料の問題かもしれません。
窒素が多い肥料を使っていると、枝葉ばかりが伸びて花芽がつきにくくなります。

 

花芽はついているけれど、二番花以降も花が落ちる場合は、
管理か栽培環境に問題があります。

 

一番花が落ちても、ナスが好む環境で育て、
適切に手入れを行えば、二番花以降でも実は十分つけられます。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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