ナス 育て方

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ナス 花が落ちる

読了までの目安時間:約 9分

 

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ナスの花が落ちてしまうのは?

 

 

ナスを収穫するには、花を咲かせ、受粉して結実し、

その実が順調に大きくなることが大切ですね。

 

ところが、せっかくついた蕾がそのまま落ちてしまったり、
蕾が開いても結実せずに落ちてしまうことがあります。

 

ナスにそのような症状が出るのには、原因があります。
原因は複数あるので、どれが当てはまるのかを観察し対処しましょう。

 

 

[ナス 花が落ちる]

 

 

■環境や管理が原因

ナスを育てる時の環境や、管理方法が不適切だと、元気に育ちません。
できるだけ好条件の場所で育て、管理方法を見直してみることで、
元気に生育するようになって、花が落ちなくなります。

 

1.日当たりが悪い
ナスはとても光を好みます。
日照不足になると、十分に養分を作ることができなくなり、
ナスの株全体の生育が悪くなります。

 

株全体の生育が悪くなれば、正常な花芽を作ることも難しくなり、
どこかに異常のある花は、受粉することができずに花が落ちてしまいます。

 

最初は良くても、株が大きくなってきた頃に花が落ちる場合は、
陰になっている場所ができているのかもしれません。

 

全体を照らす日当たりが良かったとしても、ナスの大きな葉が日陰を作ってしまい、
日照不足と同じ症状が出ることがあります。

不要な葉や枝は適宜切るようにし、株の中心まで光が入るようにしておきます。

 

 

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不要な葉を切って、ナスの樹の中心部に日が当たるようにします

 

 

2.寒い
ナスはインドの熱帯地方原産のため、寒さには弱いです。
気温が低いと、花粉が思うように出ず、受粉ができずに落花します。

 

低温に当たると、落花するだけでなく、
株自体が傷んで枯れることもあるので、防寒をしておきます。

 

梅雨明けをしたくらいからは、

気温も高くなるので、低温の心配はほぼなくなります。

 

3.水不足
ナスは株を育てるためにも、花を咲かせるためにも、
実を大きく育てるためにも水を多く必要とします。

 

せっかくついた蕾も、水切れを起こすと、そのまま咲かずに落ちてしまいます。
多湿は厳禁ですが、乾燥にも弱いので、土の状態をこまめにチェックしましょう。

 

株の上から水をかけると、ナス自身の葉が水をはじいてしまい、
肝心の株元にはまったく水がかからないことがよくあります。

 

水を与える時は、株元にたっぷりと水を染み込ませましょう。
また、時々葉の裏に葉水を与えると、ハダニなど害虫予防になります。

>>ナス 水やりのコツ

 

4.肥料過多
栽培初期に肥料が多すぎると、枝葉を育てることに養分を使ってしまい、
花芽がつかなかったり、ついても着果せずに落ちてしまいます。

 

地植えでも、容器栽培でも、元肥の量は適正を守り、
多肥にしないように注意します。

 

また、与える肥料も、窒素が多いものは控えます。
窒素・リン酸・カリが同等か、リン酸が少し多めの肥料を与えると、
枝葉ばかりが伸びるのを防ぐことができます。
>>ナス 肥料の与え方と時期

 

5.肥料不足
肥料が多いのとは反対に、不足している場合も、花が落ちることがあります。
肥料不足の場合は、単純に正常な花を形成することができず、
その結果、受粉不良によって落花します。

 

ナスの肥料が足りているかどうかは、花を見れば一目瞭然です。
花の中心にある雌しべと、それを囲むようにして雄しべが配置されています。

 

その雄しべよりも、雌しべが長ければ正常で、肥料は足りています。
雌しべが短く、雄しべに埋もれている状態は、肥料不足のサインです。

 

 

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画像左は、雌しべが見えて肥料が適切、右は雌しべが見えず肥料不足です

 

 

■株の衰弱が原因

 

環境を整え、管理も基本に沿って行っても、株が衰弱することがあります。
特に、栽培後半になると症状が出やすくなるので、ケアしてあげましょう。

 

1.疲れた
栽培前半で多くの実をつけた株は、スタミナ切れを起こして疲れてきます。
どれだけ肥料や水を与えていても、ナスも疲れる時は疲れます。

 

株が疲れると、正常な花を作ることができなくなり、落花の症状が出始めます。
ナスの実を、大きなサイズになるまで木につけたままにしていると、
それだけ養分が必要となるため、株が疲れやすくなります。

 

ナスは環境が合っていると、本当に次から次へと花を咲かせて実をつけます。
着果した実を全部大きく育てると、ナスの樹もバテてしまいます。

 

ですので、ナスはやや若どりを基準に収穫していきます。
若どりすることで、実を大きくするために使う養分が減り、疲れにくくなり、
たくさんの実をつけるので総合的な収穫量も、多くなります。

 

 

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ナスは、若採りするのが、総収量を増やす秘訣です

 

 

2.暑い
暑い場所が原産のナスですが、
それでも35度以上の日が続くと、暑さでバテてしまいます。

 

日当たりの良い涼しい場所、というのも難しいので、
暑い時期は更新剪定をして休ませます。

 

不要な枝葉を切り、根も切ることで、ナスは株を養生させます。
暑い間は、どのみち奇形花が多くなり、落花が増えるので、
この猛暑期間を株の養生期間にあてます。

 

暑さのピークを過ぎると、また新しい枝葉を伸ばし、
花を咲かせて秋茄子の実をつけるようになります。

 

3.根詰まり
プランターや鉢などの、容器栽培で起きやすい症状です。
根を張らせるスペースがなくなると、それ以上は育つことができません。

 

また、鉢の中が根でいっぱいになると、水や養分をうまく吸収できず、
正常な花を咲かせることができません。

 

ナスは最初から大きめの容器で栽培するようにしますが、
数か月経つと根でいっぱいになってきます。

 

その場合は、暑さでバテた時と同じように、更新剪定をします。
更新剪定をする時に根切り穴あけすることで、株をリフレッシュできます。
*根切りは、8月上旬頃ナスの地植えでは根元から30cm、
プランター栽培、鉢栽培では、根元から15~20cm離れたところに、
垂直にスコップやシャベルを刺しこみ、根を切ります。

 
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プランター栽培では、写真のように、「穴あけ」をするのでも良いです。

その溝や穴に追肥します。

*更新剪定については、後述いたします。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 水やりのコツ
・ナス 発芽しない

 

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ナス栽培Q&A

ナス 葉が枯れる落ちる

読了までの目安時間:約 7分

 

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ナスの葉が枯れて落ちる原因は?

 

 

ナスを育てていると、葉が黄色く変色し、そのうち落葉することがあります。
役目を終えた葉が、時々落ちることはありますが、
何枚も続けて落ちるのであれば、何か問題があるはずです。

 

原因は一つではなく、検討違いの処置をすると、手遅れになることもあります。
ナスの様子をしっかりと見て判断し、対処します。

 

落葉した葉には害虫などがついている可能性がありますし、
落ち葉で株元の風通しが悪くなって、病気を助長することもあります。
落葉した葉は、そのままナスの近辺に放っておかずに処分しておきましょう。

 

では、ナスの葉が枯れる、落ちる原因と対処をご説明します。

 

 

■ナス 葉が枯れる落ちる

 

1.水切れ、肥料切れ
ナスは気温が上がってくると、株を大きく育てるために水分をたくさん吸い上げます。
実をつけるようになると、実を大きくするためにさらに水分が必要となるので、
水切れには、常に注意が必要です。

 

水分とともに必要になるのが肥料です。
肥料も株を大きく育てたり、実を大きくするためには必要不可欠です。
この二つが切れてしまうと、ナスは生育が悪くなります。

 

水切れは重症になると、水を与えても回復せずに、
そのまま枯れてしまうこともあるので、日々気遣うようにしてください。

 

肥料が切れているだけの場合は、必要量の肥料を与えるようになれば、
また花が咲いて実がつくようになり、葉の黄変もおさまります。

 

 

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ナスは、やや小ぶりで収穫すると木が元気で総収量が増えます

 

 

2.肥料焼け
ナスの根に肥料が直接触れると、根が肥料焼けを起こします。
根が肥料焼けすると、必要な水分や養分を吸い上げられず、葉が黄変し落ちます。

 

植え付ける時は、必ず根に触れない場所に元肥を入れるようにし、
追肥をする場合も、株元から少し離れた場所に追肥するようにします。

 

容器栽培の場合は、容器の縁に沿うように肥料を与えましょう。
また、高濃度の肥料を一度に与えるのも、肥料焼けの原因となります。

 

肥料は濃いものを大量に与えれば良いというわけではありません。
液体肥料の場合は、規定通りに薄めたものを与え、
粒状などの肥料は必要以上に与えないようにします。

 

 

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鉢やプランター栽培は、水切れ、肥料切れ、根詰まりに気をつけます

 

 

3.根詰まり
鉢やプランターなどの容器栽培で起きやすい症状です。
容器栽培は地植えと違って、土の量が制限されているため、
根を広げる範囲を制限されています。

 

容器の中が根でいっぱいになると、それ以上根を広げられず、
根が詰まった状態になり、必要な水分や肥料分を吸いあげられません。

 

ナスを容器栽培する時は、ある程度大きい容器に植える必要があります。
プランターなら深型の30リットル以上、鉢なら深い10号鉢が適します。

 

植え付けからしばらくすると、根もよく広がって、容器の中でいっぱいになります。
そうなったら、一度根切りをして、リフレッシュさせてあげましょう。

 

根切りの作業は、一般に、8月上旬頃行います。

 

ナスの地植えでは根元から30cm、
プランターではできるだけ根元から遠い15~20cm、
離れた場所に垂直にシャベルを刺しこみ、根を切ります。

 

根と一緒に、地上部の枝葉も切り、更新剪定を行うと、
美味しい秋ナスを楽しむことができます。

 

4.病気にかかった
ナスがかかりやすい病気の中に、半枯病というものがあります。
名前に「半」と入っているように、株の片方の葉が集中して黄変し落葉します。

 

病変が見られる葉の中でも、
半分くらいが黄変するため、比較的見つけやすい病気です。

 

葉の裏をよく見て虫がいなければ、半枯病である可能性が高いです。
似たような症状の出る病気として、半身萎凋病というものもあります。

 

いずれの病気も、連作によって起こる可能性が高くなるため、
連作を避けるか、耐病性のある接ぎ木苗を植え付けて育てるようにします。
植え付け前に、土壌消毒をするのも効果的です。

 

 

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ニジュウヤホシテントウ、大発生する前に捕獲しましょう

 

 

5.害虫の被害
ナスにつく害虫は色々いますが、
その中でもハダニ類がついた時、葉が黄変してきます。

 

水分や養分が滞った時の黄変は、どちらかというと色が抜けたようになります。
半枯病にかかったり、ハダニの被害にあうと、
黄変してくる場所がモザイク状になることが多いです。

 

ハダニは、ナスの葉の裏についていることが多く、そこから汁を吸います。
半枯病とハダニの見分け方としては、葉の裏側を見れば一目瞭然です。

 

葉の裏側に虫がいれば、害虫被害で、虫がいなければ病気です。
時々、水やりのついでに葉の裏に葉水をかけてあげると、
ハダニを予防することができます。

 

また、初期の状態であれば、被害の出た葉のみを摘み取り処分すると、
症状が治まることがあります。

 

また、葉にぎざぎざとした傷があれば、
ニジュウヤホシテントウが食害が考えられます。

害虫による被害を確認したら、薬剤や自然農薬で防除します。

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 水やりのコツ
・ナス 発芽しない

 

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ナス栽培Q&A

ナス 受粉のコツ

読了までの目安時間:約 6分

 

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着果したばかりのナス♪

 

 

ナスが実をつけるには、花を咲かせて、受粉させることが必要不可欠です。
では、ナスを受粉させるためには、どのようなことが必要なのでしょうか。

 

 

[ナス 受粉のコツ]

 

 

■ナスの受粉

 

ナスは、1つの花の中に雌しべと雄しべがついています。
花の中心に雌しべが1本あり、その周りを囲むように雄しべが複数本ついています。

 

ナスは花を咲かせた後、雄しべの先端の穴から花粉が出て、
それが雌しべにくっついて受粉する仕組みです。

 

雌しべが雄しべよりも長く出ているため、
雄しべの先端から出た花粉が自然につきやすい構造になっています。

 

そのため、虫などが受粉の手伝いをすることもありますが、
風で揺れるだけでも、ナスは受粉しやすいということになります。

 

 

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健康なナスの花=花の雌しべが長く花の色が濃い

 

 

 

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肥料切れのナスの花=雌しべが短く花の色が薄い

 

 

■受粉不良の原因

 

雄花と雌花が分かれている、カボチャなどの野菜に比べると、
ナスは、雄しべと雌しべが1つの花に存在し、とても受粉しやすい状態です。

 

ところが、ナスの状態によっては、
受粉不良を起こし、着果せずに花を落としてしまうことがあります。

 

◎受粉不良となる原因
・肥料切れ
・35度以上の日が続いた
・20度以下の日が続いた
・水切れ
・日照不足

ナスの受粉不良の大きな原因はこの5つです。

 

特に肥料切れによる受粉不良が起こることが多いので要注意です。
肥料切れが起きると、ナスの花は雌しべが短くなります。

 

雌しべが短くなるということは、雄しべの先端から出た花粉が、
雌しべの先端に付かずに落ちてしまうため、受粉できなくなります。

 

気温が高すぎたり、低すぎたりしても、花粉がうまく出なかったり、
奇形花が出やすくなったりと、受粉不良が置きやすくなります。

 

高温の場合は株をリフレッシュさせつつ、養生させながら過ごし、
低温の場合は防寒をして受粉不良を防ぐようにします。

 

 

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トマトトーン 20ml 194円 (税込) C)日本農業システム楽天市場店

 

 

■ホルモン処理が有効

 

1番花を着果させることは、その後のナスの生長にとって重要です。
ナスの生長の初期段階の6月上~中旬くらいには、
夜の温度も低く昆虫の飛来が少なく着果が安定しません。

 

なので、植物ホルモン剤のトマトトーンの50倍を噴霧器で吹きかけます。
3~5番花くらいまでは処理したほうが良いと言われます。

 

開花した花のひとつひとつずつ、雌しべの柱頭にかかるよう噴霧します。
開花後3日までの花を処理できます。

 

ホルモン剤は、ホルモン障害を起こすので、
生長点や茎葉にかけないように注意します。

 

また、花にかけ過ぎたり、2度がけをすると果形が乱れるので、
同じ花には2度以上処理しないようにします。

 

ホルモン処理は、晴天で風の少ない午前中に行います。
気温が高くなり昆虫が増える7月には、ホルモン処理の必要はありません。

また、ベランダなど虫の飛来が少ないところでも受粉効果が上がります。

 

 

■人工受粉は必要?

 

ナスは風で揺れるだけでも、花粉が雌しべの先端につくため、
基本的には人工受粉をしなくても、ほとんど着果します。

 

そのため、虫の飛来が少ないベランダ栽培であっても、
株と花が健康に育っていれば着果することができます。

 

どうしても心配な場合は、簡単な人工受粉をしてみましょう。
花のついている枝を軽く揺らしたり、花が落ちない程度に指ではじきます。

 

揺れを起こすことで、風が吹いた時と同じ状況を作ることができ、
雄しべから出てきた花粉が雌しべにつきやすくなります。
筆で雄しべと雌しべを、軽くこすってあげても良いです。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 水やりのコツ
・ナス 発芽しない

 

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