賀茂ナス

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賀茂ナス

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賀茂ナス C)京都祇園かね松

 

 

賀茂(かも)ナスは、主に京都府で栽培されている、
丸ナスの品種で、別名大芹川とも呼ばれます。

 

このナスは、「京の伝統野菜」と「ブランド京野菜」に認定されていて、
京野菜の一つとしてとても人気があります。

賀茂ナスの特徴と育て方のコツをご紹介します。

 

 

[賀茂ナス]

 

 

■賀茂ナスの特徴

 

・丸ナス
賀茂ナスの大きさは、直径約12~15センチ、
約250~300グラムで丸い球形が特徴です。

 

他の丸ナスと比べ、ヘタがややとがっていて、ずっしりと重みがあります。
大きいものでは、1キロを超える賀茂ナスがとれることもあるようですが、
収穫適期は約250~300グラムで、このくらいの重さが食べごろです。

 

・加熱調理に適している
賀茂ナスは、煮物や田楽などに適しています。
一般的なナスと比べて、油を吸いにくい特徴があるので、
油を使った加熱調理に適しています。

 

果肉がギュッと詰まっていて歯ごたえが良く、とてもボリューミーです。

 

・栽培地域
主に京都府内で栽培されています。
京都市、亀岡市、綾部市の他、最近は、近県の滋賀県でも栽培が行われています。

 

 

■賀茂ナスの栽培のコツ

 

・賀茂ナスの旬の時期
賀茂ナスは主に、露地栽培で栽培されているので、出回る時期が限られます。
京都府で栽培された賀茂ナスの場合、
収穫期は6月中旬~10月中旬頃で、夏に旬を迎えます。

 

・栽培スケジュール
4月中旬頃に定植させ、
マルチングやトンネル被覆で保温しながら、栽培していきます。

 

6月上旬頃には整枝が必要になるほどの大きさになるので、
支柱立てや防風ネットなどを設置し、その後約2週間ほどで収穫開始となります。

 

収穫開始以降は10日おきに追肥を行います。

 

7月には切り戻し剪定を行い、しっかりと秋まで収穫できるようにします。
10月中旬頃までは、たくさんの賀茂ナスを収穫することができます。

 

・注意点
京都府の伝統野菜とはいえ、関東で育てている方も多いですが、
賀茂ナス栽培はとてもデリケートで栽培難易度はやや高めです。

 

風が吹いて葉が果実に触れると傷がついてしまったり、
肥料切れ、水切れで枯れこむことがあるので、丁寧に栽培します。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定



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