ナスとピーマンの煮びたし、これぞ夏の定番おかず
■ナスとピーマンの煮びたし
夏野菜の代表の1つに、ナスがあります。
昔はナスといえば黒紫色のものが多く流通していましたが、
近年は市販されているナスの種類も増えてきました。
今でも流通の多い中長ナス、生食ができる水ナス、真っ白な白ナス、とても長い大長ナス、
ゼブラ柄がおしゃれなゼブラナスなどなど、たくさんの種類のナスがあります。
種類によって性質が少しずつ変わり、それによって合う調理法も少しずつ変わります。
けれどどのナスを使ってもおいしくできるのが、煮びたしです。
いかにも和食といった雰囲気のある一品ですが、作り方がとても簡単で、
しかも誰でもおいしく作れる料理なのです。
ナスの種類によって、仕上がりの食感が少しずつ変わるのも面白いです。
今回は、同じ夏野菜仲間のピーマンと、旨みの強いちくわを一緒に煮びたしにしました。
出来立て熱々おおいしいですし、暑い時は冷やして食べるのもおすすめです。
●材料
ナス……2本~3本
ピーマン……2個~3個
ちくわ……1本~2本
水……300cc
めんつゆ(4倍濃縮)……大さじ3~大さじ4
●作り方
1.ナスは下手を切り、さっと洗って水気を拭き取ります。
縦半分に切り、皮目に格子の切れ込みを入れたら、食べやすい長さに切ります。
ピーマンは縦半分に切ってワタ、種、下手を取り除き、
さっと洗ったら半分の長さに切ります。
ちくわは1cmくらいの幅の斜め切りにします。
2.小さめのフライパンに水とめんつゆを入れ、フタをして中火にかけます。
沸騰したらナスの皮目を上にして、できるだけ重ならないように入れ、ちくわも加えます。
フタをして沸騰状態が保てる程度の火加減にして、5分煮ます。
3.時間がたったらフタをはずし、ピーマンを加えて再びフタをして3分煮ます。
ナスに8割以上火が入っているのを確認したら、フタをしたまま粗熱をとります。
粗熱がとれたら、器に盛りつけて出来上がりです。
●ポイント
レシピでは水ナスを使っています。
水ナスは水分が多く生食に向く品種ですが、加熱料理にも使えます。
意外と煮崩れしにくいので、煮びたしのような汁気の多い料理に向きます。
ナスはどのような種類のものでも作れますが、白ナスや緑ナスは色が変わるので、
キレイな色を残したい場合は他のナスを使います。
フライパンを使うことによって、まんべんなくナスが浸るように調理できます。
冷やして食べる場合は、粗熱がとれてから冷蔵庫に入れて冷やしてください。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定