ナスは若どりすると、実もおいしく全体的な収量があがります
ナスを育てたけれど、なぜかそれほど収穫できずに、栽培が終わり、
それほど楽しめなかった、ということがあります。
ナスの収穫を増やすためには、実は収穫の時にもコツがあるのです。
[ナス 収穫を増やす収穫のコツ]
■ナス 収穫を増やす 収穫のコツとは?
ナスは家庭菜園で育てられる夏野菜の中でも、トップクラスの人気をほこります。
基本的には丈夫で育てやすい野菜ですが、ちょっとしたことで収量が激減し、
思うように栽培を楽しめない、ということがあります。
何気なく行っているナス栽培での管理を、少し見直してみましょう。
・若どりで疲れ知らず
ナスを育てていると、つい欲張って、
できるだけ大きく育ってから収獲しようとすることがあります。
けれど、あまり大きくなるまでナスを枝につけたままにしていると、
その分株が疲れやすくなり、かえって収量が落ちる原因となります。
ナスは若どり収穫が基本です。
育てているナスの品種によって、目安となる実の長さや大きさは異なりますが、
目安の前後まで育ったら、すぐに収穫します。
早めの収穫を心がければ、株に過度に負担をかけることもなく、
無駄な体力を消耗することもありません。
2本仕立て
・側枝一果どりの実践
ナスの仕立て方にも種類がありますが、収量を多くしたいのであれば、
2本仕立てにして、側枝一果どりを実践するのがお勧めです。
>>ナス 仕立て方
主枝を2本に仕立てて長く伸ばし、
脇芽から伸びた枝に発生した花を着果させて収穫します。
収獲する時には、収獲する枝からすでに脇芽(側枝)が発生しているので、
その枝を残して後は剪定します。
側枝一果どりをすることで、少ない本数の主枝で、
何度も繰り返し収穫することができます。
そのため、管理がしやすく、実の肥大も良いので、
収量を増やすことができるのです。
大型プランターでナスの2本仕立て、更新剪定でまた良いナスが収穫できました
・更新剪定で休ませる
側枝一果どりをしないのであれば、
3本~4本と多めの主枝を作って育てる方法もあります。
ただ、この場合は側枝一果どりも主枝の本数が多い分、株が疲れやすいです。
そのため、真夏になるとバテやすく、すぐ疲れてしまいます。
真夏の暑い時期を休憩させ、
秋にまたおいしい実をつけさせるために、ナスの更新剪定をするのがお勧めです。
7月下旬~8月上旬頃に更新剪定をし、株全体をばっさりと切り戻します。
根もスコップなどを使って一緒に切っておけば、新しい枝や根が伸び、
秋には再びおいしい実をつけるようになります。
更新剪定をすることで少しブランクができますが、
その分長く栽培ができるので、収量を増やすことができます。
>>秋ナス 収穫のコツ
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定