ナスを種から育てているけれど、発芽しない!
というトラブルに合ったことはありませんか?
種が発芽するためには大きく3つの要素、
空気・水・温度が重要となりますね。
ここでは、ナスが発芽しない原因をご紹介します。
[ナス 発芽しない]
■ナス 発芽しない
1.種の覆土が足りない
ナスは嫌光性種子(けんこうせいしゅし)です。
覆土が不十分であると、発芽しなかったり、発芽が遅れます。
しかし、覆土が厚すぎると、発芽ができなくなってしまいますので、
種の大きさの2~3倍くらいに、適度に覆土をしましょう。
2.発芽適温外だった
種の発芽に関して、それぞれ適切な温度があります。
ナスであれば20度~30度です。
発芽に割と高温が必要となりますので、
種から育てる場合には電熱線を通した育苗ハウスやヒーターが必要です。
ナスの種は、昼と夜との温度の差が約10度のときに、
揃った良い発芽をするので、そのようにセットします。
*例えば、昼間30度、夜20度だと良好な発芽をします。
加温設備が無い場合は、できるだけ暖かい場所に置いてください。
>>ナス 種からの育て方
3.休眠してしまった
ナスは休眠する種子です。
種にとって不利益な、良い発芽が出来ない状態にあると休眠します。
この状態だと発芽しないので、「休眠打破処理」をします。
具体的には、播種する前には、冷蔵庫に入れて低温にあてる、
あるいは、半日~1日、水につけて置くようにします。
4.種まき後の水やりが不十分
水を十分にあげておかないと、
種が水分を吸収できず、発芽ができなくなってしまいます。
5.種まき後の水やりが多すぎる
頻繁に水をあげ過ぎると、土の空気が水で押し出されてしまいます。
すると、発芽に必要な酸素が不足してしまいます。
また、空気の場所がなくなり、酸素不足になる場合もあります。
6.種の寿命が過ぎていた
ナスは長命種子と言われ、長期間に渡って発芽することができます。
5年以上発芽できると言われていますが、
2~3年以内に、まくほうが、発芽しやすいです。
ナスを種から育てることは難しく、何度も失敗するものです。
めげずにチャレンジしてみて、成功したときの喜びは大きいです!