米ナス なすべい
米ナス なすべいは、株式会社 トーホク(トーホク交配)の米ナスの品種です。
米ナスの「米」というのは、日本のお米のことではなく、米国の「米」です。
そのため、米ナスは”べいなす”と読みます。
アメリカを原産とするナスで、日本のナスとは違い、ヘタが緑色をしています。
日本のナスというと、果実の色と同等、またはより濃い黒紫色をしていますが、
米ナスの場合は、黄緑色でちょっと変わっています。
また、形も丸みを帯びた少しずんぐりむっくりとしたものが多いです。
なすべいの形も、起き上がりこぼしのような下膨れのまるっとした果実になります。
なかなか市販では販売されていなく、珍しい品種ですが、
食味はとても美味で、育てやすい品種です。
是非、米ナスの栽培にチャレンジしてみましょう。
C)菜園ライフ
[米ナス なすべい]
■米ナス なすべいの特徴
・米ナスとは?
アメリカの人気品種である「ブラックビューティー」という品種を日本で改良し、
つくられたものが、”米ナス”と呼ばれています。
形や色が日本のナスとは違うものの、非常に味が良いことから、
徐々に日本でも認知度が高まってきています。
・果実
なすべいは、黄緑色のヘタと黒に近い黒紫色をした果実が特徴です。
形は日本の丸ナスと同じようで、約350グラムほどのずっしりとした果実に育ちます。
中長ナス程度の大きさのものと比べるとその大きさは歴然で、
手に乗せると重量感を感じられます。
・食味
米ナスはとにかく味の良さから人気になったといっても過言はありません。
果実はち密で、加熱調理に適した品種です。
米ナスを使ったレシピもふえてきているので、一般的な日本のナスとは違う、
洋風のレシピにも挑戦してみると良いでしょう。
米ナスのステーキ、とろける美味しさです
■米ナス なすべいの栽培のコツ
・適作型
露地栽培に適した家庭菜園向けの品種です。
・栽培スケジュール
冷涼地では、3月上旬~5月中旬頃の種まきを行い、
その後、7月上旬~10月上旬頃まで収穫ができます。
暖地では、2月上旬~6月中旬頃まで種まきが行え、
種まきの時期に応じて、6月中旬~長くて11月中旬頃まで収穫ができます。
種まきの適期にちゃんと育苗をはじめることも重要ですが、
収穫したい時期から逆算して栽培を開始するのも良いでしょう。
・栽培のポイント
元気の良い株に育てることが、収量をあげるコツでもありますので、
しっかりと育苗して本葉6~7枚になったものを定植し、
はじめから、がっちりとした苗に育てるよう心がけましょう。
また、ナスは水と肥料を好む性質です。
果実の肥大には水も肥料も欠かせません。
とくに収穫後半になると、株の勢いも弱まり、スタミナが切れてしまうこともあります。
栽培中盤以降はとくに水切れや肥料切れにならないように注意して管理します。
また、水も肥料も一度にたくさんの量を与えてしまうと、
かえって生育や果実の肥大に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
適量をこまめにあげることがポイントです。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定