Categories: ナス 品種

豊黒ナス

豊黒ナス

 

 

豊黒ナスは、株式会社 トーホク(トーホク交配)のナスです。

 

ナスはその大きさや形によって、いろいろな呼び名がありますが、この豊黒ナスは、
中長ナスに分類され、スーパーなどでも良くみる形・サイズです。

 

やや短めに感じる長卵形のナスですが、色ツヤがとても良く、
家庭菜園でも出来栄えの良いナスをたくさんとることができます。

 

また、栽培開始時期や管理を留意すれば、秋ナスまでしっかり美味しく食べられます。

 

[豊黒ナス]

 

 

■豊黒ナスの特徴

 

・果実
ナスはヘタのちょうどの下の部分のことを”首”と表現します。
豊黒ナスは、この首の部分がやや太めで、やや短い長卵形の中長ナスです。

 

非常に色ツヤの良い品種なので、テリがあり、果実の秀品率が高いです。

 

・食味
果実はとてもやわらかく、浅漬けなどの漬物から、焼きものまで、
非常に使いやすいナスです。

 

基本的なナスの料理全てに対応しているといっても過言ではないので、
食卓にも並べやすく、家庭菜園の醍醐味を味わえます。

 

 

 

 

■豊黒ナスの栽培のコツ

 

・種まき
種まきはまず、ポットに行います。
ポットに2~3粒の種子をまいて、発芽させて育苗します。

 

発芽までは10日ほどかかりますので、新聞紙などで覆い、発芽を促進します。
発芽適温は、20度~30度ほどなので気温が充分暖かくなってから種まきを行います。

 

・育苗
発芽が見られたら、覆っている新聞紙を取り外して太陽の下で育苗します。
日の当たりの良いところで管理できるよう、ポット苗の置き場所も工夫します。

 

育苗中は週に1回ほど、薄い液体肥料を与えて生育を促します。
この育苗期間にがっちりと強健な苗をつくることが、今後の生育のカギとなります。

 

育苗は本葉6~7枚くらいまで行います。

 

・植え付け
植え付け前にしっかりと土づくりをしておくことも大切な準備の1つです。
堆肥や苦土石灰、化成肥料を適量入れて、素早く根が活着できるようにします。

 

また、地温が高いときのほうがより素早く根を活着させることができるので、
天気の良い日を狙って植え付けするのが理想です。

 

畝幅は約90センチ、株間は50センチほどとりましょう。

 

・整枝
ナスは一番花のすぐ下に出る脇芽が強い性質がありますので、
この脇芽を2本残して、他は摘み取り、3本仕立てにして育てていきます。

 

・栽培の注意点
ナスは生育期間が長い作物なので、植え付け後に新しい葉が出てきたら、
化成肥料を1回につき50グラムほど、株の周囲に追肥します。

 

一番果がなりはじめた後も、20~30日に1回追肥を行い、
肥料切れにならないように注意します。

 

・切り戻し剪定
真夏の高温期は草勢がおちる季節でもあります。
そこで、暑い時期を迎えたら切り戻し剪定を行い、秋ナスに備えると良いです。

 

主茎や側枝を先の方から切り落として株の負担を軽減して、
化成肥料を施します。

 

すると、切り口から元気な芽がまた伸びてくるので、草勢がまた増し、
秋口には秋ナスとして果実がたくさんなるようになります。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

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Tags: 豊黒ナス

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