黒秀ナス 紫彩
黒秀ナス 紫彩(こくしゅうなすしさい)は、株式会社 トーホクのナスの品種です。
非常にオーソドックスな長卵形のナスで、食味も最高です。
株式会社 トーホクから出ている品種は、
家庭菜園ユーザーのさまざまな要望に対応した品種揃えとなっているので、
自宅での栽培もしやすく、はじめてのナス栽培にもおすすめの品種です。
黒秀ナス 紫彩の特徴と栽培のコツをご紹介します。
[黒秀ナス 紫彩(しさい)]
■黒秀ナス 紫彩(しさい)の特徴
・果実
紫彩の果実は、茄子紺ともいわれる濃い紫色をしていて非常にきれいです。
形も長い卵のような形をしている、オーソドックスなタイプのナスなので、
初心者の方でも戸惑うことなく、そのサイズ感を知りながらの栽培が可能です。
・食味
お漬物、煮物、焼きもの、てんぷらなど、さまざまな用途で使えます。
ナスの品種によっては生食(お漬物含む)に適した品種や、
加熱調理が必須となる品種もありますが、紫彩にいたっては、
どちらにも適しているので、調理の幅が広がります。
・ホームセンターで購入できる
そして、紫彩の何よりのおすすめポイントはホームセンターで買えることです。
紫彩を出している株式会社 トーホクは、種苗メーカーとして非常に有名で、
尚且つ、家庭菜園に適した品種を販売していることから、
多くのホームセンターで取り扱われています。
今は、さまざまな品種を選んでネットで購入できる時代ではありますが、
実店舗で買える魅力というのも、もちろんあります。
栽培方法はもちろんのこと、紫彩を栽培するにあたっての、
土や資材などの相談にも乗ってもらえます。
■黒秀ナス 紫彩(しさい)の栽培のコツ
・栽培適温
発芽適温、生育適温ともに20~30度の気温が必要です。
・栽培スケジュール
冷涼地、中間地、暖地、日本のどこでも栽培することができます。
詳しい栽培方法は、紫彩の裏面のパッケージを参照してください。
・栽培方法
まずは、ポット苗で育苗してから、植え付けを行います。
土を湿らせたポットに2~3粒の種をまき、新聞紙などで覆っておきます。
発芽にかかる日数は約10日ほどです。
発芽が見られたら新聞紙を取り除き、今度は光に当てておきます。
畑は植え付け前にしっかりと土づくりをしておくことが大切です。
本葉、6~7枚くらいまでに育ったら、畝幅約90センチ、
株間約50センチのところへ定植します。
このとき、畑にマルチフィルムを張っておくと地温を確保できるほか、
雑草防止などの効果も得られて一石二鳥です。
一番花のすぐ下の脇芽は2本残し、他の脇芽は摘み取ります。
果実がなりはじめ、肥大が見られたら化成肥料50グラムを追肥として与え、
肥料切れを防ぎます。
繁茂させすぎるのはかえって病害虫の原因になることがありますが、
全体的にがっしりとした丈夫な苗に育てることが大切です。
また、ナスは水や肥料をとくに好む性質をもった作物です。
生育途中の水切れや肥料切れは収穫にも大きな影響を及ぼすので、
水切れや肥料切れが起こらないように留意しましょう。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定