秋ナスは、ナスの栽培期間の後期にできますが、
実が引き締まり、種が少なく一番美味しい時期です!
でも秋ナスを収穫するにはどうしたらいいのでしょうか?
5月頃から栽培し軽い剪定や仕立て、追肥を続けていても、
秋ナスを収穫することができず、苗は枯れていってしまいます。
更新剪定、根切り、追肥を行うことで、美味な秋ナスが収穫できます。
簡単な作業ですので、ぜひ試みてください。
[秋ナス 収穫のコツ]
1.更新剪定とは
高温を好むナスでも真夏は実をつけすぎて株が疲れてしまいます。
これにより品質が良いおいしいナスが収穫できなくなります。
更新剪定は、夏の間覆い茂った葉や茎を切り除き、
新しい葉や茎の成長を促進し、新たに実をつけるために行います。
2.更新剪定の方法と時期
7月下旬頃から8月上旬にかけて枝を切り戻します。
この時期に切り戻せば約一ヵ月後に再びナスが収穫ができます。
秋ナスを収穫したい一ヶ月前、強剪定では40日前に剪定を行います。
株の全体の1/3程度で各枝から葉が1枚~2枚残る程度まで切ります。
ナスの実がついていても切ってください、思い切って切りましょう。
エネルギーを使いきる前に切り戻すことが重要です。
更新剪定で、切り戻しし過ぎると株の生長が弱くなるので、
最低でも三分の1の枝は残すように剪定してください。
詳しくは、>>ナス 更新剪定
3.更新剪定後は?
更新剪定を行ったあとは根切りをしておきます。
根も切ることにより再び生えます。その後に肥料を与えてください。
根切り作業を何故行うかというと、
株の葉と茎を切り戻したことで、長い根とのバランスが取れないので、
バランスを保ち新しい根を出させるために根を切る必要があるのです。
◎地植え栽培
地植え栽培では株元から30cm離したくらいの場所、
株元を中心としてスコップを2~4ヵ所入れ根を切っておきます。
切ったあとはスコップを入れた場所に液肥(500倍希釈)を流し込んでください。
液肥が無い場合は、通常の肥料を根を切った跡の近くに混ぜ込んでおきます。
◎プランター栽培
プランター、鉢栽培ではできるだけ株元から遠い、
10~20cmほど離した場所にシャベルを入れて根を切ります。
あとは地植え栽培と同様です。
更新剪定を行った後新しい葉や茎が出てきて収穫ができるようになります。
管理は切り戻す前と同様に行ってください。
このようにすると、おいしい秋ナスが食べられるはずです!
ナスのシギ焼き、直火で焼いて流水に当てて皮を剥き……
一口大に切って、かつお節、ショウガ醤油で食べると美味~♪
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定