マルミン
マルミンは、藤田種子株式会社 フジタシードから出ているタイナスのF1品種です。
世界のナスというと、米ナスやイタリアナスを思い浮かべる人がほとんどですが、
タイナスも非常に有名で、日本でもじわじわと人気が高まってきています。
米ナスやイタリアナスは、果実の色やヘタの色は日本のナスと違えど、
その見た目は”ナス”と認識できます。
しかし、マルミンを見ても分かるようにタイナスは、さらに変わっていて、
見た目だけではそれが”ナス”と判別できないくらいです。
マルミンの栽培方法や品種特性について詳しく紹介していきます。
[マルミン]
■マルミンの特徴
・丸ナス
マルミンは、タイナスの中でも小さく丸い球形で直径は約3~5センチしかありません。
果実の皮も色も、やや薄い緑色をしていてやや果肉は硬めです。
現地では、「マクアポ」と呼ばれています。
・食味と利用方法
果肉はしっかりと締まっていて、煮崩れしにくい丸ナスです。
タイ料理ではポピュラーな野菜の1つとしても知られています。
例えば、トムヤムクンやエスニック系の炒め物、タイカレーなどに利用されます。
タイ料理に良く合うということで、ややスパイシー系の料理にピッタリです。
アジアン系の料理は近年とても人気が高まってきているので、
タイカレーやトムヤムクンなど、知名度の高いアジアンテイストの料理を、
自宅でも家庭料理としてつくっているという人がふえました。
そういう方には、このタイナス マルミンは非常におすすめです。
また、マルミンはお花に観賞価値が高いので、
枝のまま完熟させて、切り花などにして楽しむ利用方法もおすすめです。
1つの株でいろいろ利用できるというのは、魅力的なポイントの1つです。
■マルミンの栽培のコツ
・種まき
種まきの適期は、2~3月頃です。
・発芽適温
発芽適温は20~30度なので、2月の種まきは保温・加温が必要です。
また、夜間の温度管理にも気を付けてください。
・栽培難易度
栽培難易度は中級者向けですが、初心者でも栽培可能です。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定