京まんじゅう
京まんじゅうは、珍しいまんじゅう型のナスです。
見た目は、色は違えど、まるでトマトのようです。
大きくまるまるっとしたそのナスは、宇治交配 丸種種苗株式会社の品種で、
ユニークな形の美味なナスとして注目されています。
■京まんじゅうの特徴
・トマトのようなナス
まんじゅう型の「京まんじゅう」は、形はトマトでも、れっきとしたナスで、
色もツヤのある黒紫色をしています。
暑い真夏に色ボケしてしまうナスもありますが、
京まんじゅうは色ボケの発生も少なく、盛夏期でも良い色のナスが収穫できます。
春~夏にかけて収穫したものは、約400グラム、夏~秋にかけて収穫したものは、
約350グラムほどの重さになり、手のひらに乗せると、ずっしりと重みがあります。
・味の良いナス
調理方法としては、米ナスなどと同じで、生食よりも加熱調理に適したナスです。
皮が柔らかく、果肉は白く、煮物、田楽、炒め物など、
さまざまなレシピとの相性が良いので、ご自宅でも使いやすいナスです。
京まんじゅうを販売する丸種種苗株式会社では、
その丸みのある形を活かしたピザのレシピが公開されています。
ピザ生地の代わりに京まんじゅうの輪切りを使用するレシピで、
トマト・チーズとの相性も良く、とてもおいしいレシピです。
■京まんじゅうの栽培のコツ
・仕立て方
側枝の発生が少ない分、主枝への着果性が高いので、
3本仕立てまたは4本仕立てにします。
一般的なナスの仕立て方に準ずるので、3本仕立てがおすすめです。
・摘葉
果実のテリを良くし、傷を抑えるため、果実に近い葉は取り除きます。
・追肥
追肥は収穫開始頃を目安にスタートし、それ以降は、7日~10日で追肥を行います。
窒素分の少ない肥料を定期的に与えることで、
草勢を安定させながらの収穫が行えます。
肥料の濃度が強すぎると、苦土欠乏症が発生しやすくなるので気をつけましょう。
苦土欠乏症になると、下葉からどんどん黄化していき、
最終的には落葉してしまいます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定