白丸茄子
白丸茄子は、中原採種場の白ナスの品種です。
白ナスといいますが、実際の果実の色は淡い黄緑色をしています。
スーパーには滅多に並ばない非常に珍しい白ナスですが、
アクが少なく、生食にも適しているので、その品種の種類は少しずつ増えてきています。
人気の白ナスについて、特徴と栽培について詳しく紹介していきます。
[白丸茄子]
■白丸茄子の特徴
・果実
首が太く、果実が短めなので、コロンと可愛らしいサイズです。
皮はやや硬いですが、果肉はとってもやわらかくてアクが少ないので、
生食にも適しています。
果実は他の白ナスと同じく、淡い黄緑色をしています。
・草姿、草勢
暑さに強い性質のナスで、露地栽培で栽培することができます。
立ち性で草勢は強く、葉も茎も枝も非常に丈夫でつくりやすいです。
・食味
果肉がとても柔らかいので、煮物に適しています。
加熱するととろんとよりやわらかな食感が楽しめるので、
煮込み料理の具材にピッタリです。
また、白丸茄子をはじめとする白ナスの魅力は生食できることです。
ナスはお漬物などで食べる習慣はあるものの、サラダに生のナスを入れたりなど、
生のまま食べる習慣はあまりありません。
しかし、白丸茄子であれば、サラダに入れて楽しめるなど、
火を通さなくてもやわらかい果実が食べられるので、
いつもとは違う、ナスを楽しめます。
■白丸茄子の栽培のコツ
・適作型
主に露地栽培に適しているので、家庭菜園でも育てやすいです。
・種まきの適期
種まきの適期は、1月中旬~4月中旬頃までです。
しかし、1月~3月頭頃までの種まきは気温が上がらないため、
温床育苗といって、苗床を温める必要があります。
4月中旬頃まで待ち、しっかりと暖かくなってから種まきを行えば、
温床育苗は不要ですので、家庭菜園ではそちらがおすすめです。
また、こちらの栽培スケジュールは日本でもやや暖かい西日本が基準となっています。
東日本にお住まいの方は、もう少しスケジュールをずらして、
気温が十分に暖かくなってきた頃を目安としましょう。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定