紫雷
紫雷（しでん）は、八江農芸株式会社のナスの品種です。
促成栽培、早熟栽培、ハウス抑制栽培とハウス栽培に適したナスで、
農家の方にもおすすめです。
紫雷の特徴と栽培のコツをご紹介します。
[紫雷]
■紫雷の特徴
・株、草姿
草勢は強く、やや小さめの葉をつけます。
立ち性で、側枝はよく分枝します。
着果は、2葉に1花を着生させる、早生種であり、豊産種です。
こういった点が、農家でも喜ばれる理由となっています。
・果実
果実の長さは、約20～23センチの中長ナス程度の大きさです。
同じ八江農芸株式会社から出ている「紫麗」は、
もう少し大きい長ナスとなります。
ヘタの部分がやや細めですが、全体的に太さもあり、しっかりとしています。
ツヤがあり、見るからに美味しそうな色濃い紫色をしています。
天ざるには、美味しいナスがかかせません
■紫雷の栽培のコツ
・促成栽培のスケジュール
7月下旬頃に種まきを行い、10月中旬過ぎに定植、
11月上旬～翌年6月中頃まで、非常に長い期間収穫できる作型です。
・早熟栽培のスケジュール
12月中旬頃に種まきを行い、翌年2月中旬過ぎに定植、
4月下旬頃～10月いっぱいまで収穫ができます。
こちらも、長い収穫期が魅力です。
・ハウス抑制栽培のスケジュール
5月上旬に種まきを行い、7月中旬頃に植えつけ、
9月頭から12月中旬まで収穫できます。
・収穫
果実の長さは、約20～23センチですので、
これ以上大きくならないようにとり遅れには充分気を付けて収穫します。
ナスは大きくなりすぎると、株に大きな負担を与えるだけでなく、
食味もおちてしまいます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定