美男
美男は、株式会社 渡辺採種場 松島交配のナスの品種です。
見た目は普通の良く見かける中長ナスのように見えますが、
美男は”水ナス”に属するナスです。
普通の中長ナスと較べ美男はどのような特徴を持つのでしょうか。
美男の栽培のコツとともにお伝えします。
[美男]
■美男の特徴
・水ナスとは?
水ナスは、生食に適したナスです。
本来のナスは灰汁(あく)が強いがためにあまり生食に適していませんが、
水ナスは、灰汁が少なく水分が多いのでお漬物などの生食に適しています。
「水も滴る(したたる)いい男」なんてことわざがありますが、
美男はそういったことわざから生まれた品種名です。
・果実
水ナスはいわゆる”丸ナス”の形をしているものもありますが、
美男は中長ナスのような、やや細長い形をしています。
皮はやわらかく、ツヤがあり、見た目からもみずみずしさが感じられます。
中長ナス程度の大きさに育てられますが、小ナスで収穫して、
浅漬けなどの漬物にするのもおすすめです。
ナスとミョウガの浅漬け、夏ならではの味わいです
・食べ方
折角の水ナスなので、まずは生食で食べるのが良いです。
しかし、加熱調理に向いていないという意味ではありません。
水ナスのステーキは、そのみずみずしさが、ジューシーに変わります。
最近では、水ナスを使ったスープのレシピもふえてきてとても人気です。
さらに、トマトと水ナスを使ったカプレーゼなどの洋風なおつまみにも良く合います。
■美男の栽培のコツ
・栽培方法
一般的なナス栽培に準じます。
・適作型
北海道や東北の冷涼な土地では、トンネル早熟栽培または、
露地早熟栽培に適しています。
関東地方とそれより西の地域では、トンネル早熟栽培、露地早熟栽培の他、
露地抑制栽培にも適しています。
・栽培スケジュール
関東地方における露地抑制栽培では、4月のおわり頃に種まきを行い、
6月中旬頃に定植させ、その後、8月~10月まで収穫ができます。
長期栽培に適しているので、しっかりと管理を行い、
株を疲れさせないようにするのが栽培のコツです。
・栽培ポイント
草勢が旺盛で、良くなる品種なので肥料切れには充分注意しましょう。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定