陽光丸ナス
陽光丸ナスは、株式会社 トーホク(トーホク交配)のナスの品種です。
日本のナスは長ナスがポピュラーですが、陽光丸ナスは丸ナスという少し変わった形です。
カブが2まわりほど大きくなったような丸いフォルムをしていて、
味は、長ナスと比べて果肉の締まりが良く、漬物よりも加熱調理に適しています。
長ナスも輪切りにして使用することがありますが、
丸ナスの輪切りはインパクトもあり、そのままステーキにしたりと、
いつもとはちょっと違うナス料理を楽しむことができます。
陽光丸ナスは家庭菜園でも栽培できる品種となっていますので、
是非、栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
[陽光丸ナス]
■陽光丸ナスの特徴
・果実
果実は丸い形をしています。
色はさほど良くみるナスと変わりはありませんが、形が丸いので、
スーパーには並ばない珍しい品種を家庭で栽培したいという方にもおすすめです。
・食味
丸ナスは肉質がち密で締まっているという特徴があります。
中長ナスと比べて大きく、煮崩れしにくい性質があるので、焼きナスや、
煮ナスなど、加熱調理に適しています。
とくにそのまま輪切りにした陽光丸ナスを素揚げにしたり、
ステーキにするのがおすすめです。
見た目のインパクトもあり、お皿に並べたときの花がありますので、
いつもの食卓がちょっとゴージャスな印象になります。
パーティーメニューなんかにもおすすめの品種です。
ナスの肉味噌のせ
ナスのミートソース焼き
■陽光丸ナスの栽培のコツ
・適作型
トーホク交配の種子は、主に家庭菜園向けの品種として販売されているので、
陽光丸ナスも特別な資材を使わない露地栽培に適しています。
・栽培スケジュール
冷涼地・中間地・暖地、日本のどこでも栽培できる品種です。
それぞれの地域に合わせた栽培スケジュールが種子のパッケージの裏に書いてあります。
そちらを参照の上、種まきの適期を目安に栽培を開始してください。
・種まき~育苗
まずは、ポットに種をまいて育苗したものを植え付けます。
種まきするポットの土は十分に湿らせ、2~3粒種まきします。
種まきした後は新聞紙などで覆い、発芽を待ちます。
発芽にかかる期間はおおよそ10日間ほどです。
発芽が見られたら覆っていた新聞紙を取り除き、日光に当てて管理していきます。
・畑の準備
植え付けの1~2週間前になったら、事前に土づくりを行っておきます。
1平方メートルあたり、堆肥を3キロ、苦土石灰を100グラム、
化成肥料を100グラム入れて、充分な深さまで肥効が届くように良く耕します。
・植え付け
発芽した苗が、本葉6~7枚になったらいよいよ畑に定植していきます。
この時の畝幅は約90センチ、株間は50センチ、
植え付け時にマルチフィルムを張っておくと、初期生育中の地温確保に役立ちます。
・栽培方法
一番花のすぐに下に出る脇芽を2本残して、
他の脇芽は全て摘み取ります。
果実が丸く太りだしたら、追肥開始の合図です。
1回につき、化成肥料50グラムを与えてください。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定