Categories: ナス 品種

黒東長

黒東長

 

 

黒東長(こくとうなが)は、株式会社渡辺採種場、松島交配のナスの品種です。

 

ナスは形や大きさによって、小ナスや丸ナス、中長ナスや長ナスなどに分けられます。

そのうち、黒東長は中長ナス~太長ナスとよばれるサイズです。

 

豊産種で多くのナスがとれる黒東長は、いったいどのような品種なのでしょうか?

 

 

[黒東長]

 

 

■黒東長の特徴

 

 

焼きナスもおいしいです

 

 

・果実
果実の色ツヤが良い品種なので、
まるで、スーパーで売られているような、しっかりとしたナスを収穫することができます。

 

中長ナス~太長ナスくらいまでのサイズであれば、いつでも収穫できるのも魅力です。
家庭菜園では、やや小さめの中長ナスくらいのサイズを目安にすると良いでしょう。

 

・草勢
草勢が強く、草姿は立ち性です。

葉が混み合ってくると充分な日光を得れずに生育不良となってしまうので、
整枝や摘葉といった作業をしっかりと行うことが重要です。

 

 

 

 

■黒東長の栽培のコツ

 

・冷涼地の栽培スケジュール
北海道などの冷涼な土地では、トンネル早熟栽培、露地早熟栽培に適しています。
家庭菜園でも栽培しやすい露地早熟栽培の場合のスケジュールは以下です。

 

3月頃に種まきを行い、6月上旬頃に定植させます。
収穫期は、7月~9月下旬頃までです。
トンネル早熟栽培を行えば、やや収穫期間を延ばすことができます。

 

東北地方や北陸地方などのやや冷涼な土地の場合は、
上記の北海道の栽培スケジュールよりも、1~2週間早い栽培が可能です。

 

・関東、関東よりも西の地域での栽培スケジュール
関東地方、関東地方よりも西の地域の栽培では、
トンネル早熟栽培、露地早熟栽培に加えて、露地抑制栽培も可能です。

 

露地早熟栽培では、2月下旬頃に種まきを行い、5月上旬に定植、
その後、6月中旬~10月いっぱいまで長く収穫することができます。

 

栽培期間が長くなるので、株に負担をかけないように栽培しましょう。

 

・栽培のポイント
どの作型においても、長期において多収が見込める品種です。
その分、水・肥料を多く使いますので、水切れ・肥料切れに注意して育てましょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

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Tags: 黒東長

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