ナスタチウムもナスのコンパニオンプランツです
コンパニオンプランツをご存知ですか?
特定の植物を一緒に植えることで、良い効果をもたらす植物のことです。
ナスと相性の良い植物もあり、混植したり、
近くに植えておくことでコンパニオンプランツとしての効果があります。
ナスが元気に育つためのコンパニオンプランツには、
どのような植物があるのでしょうか? 覚えておくと収量が増します!
[ナス コンパニオンプランツ]
ネギをナスの根鉢に沿わせるように植え付けます
■ネギ類
ナスとネギ類を一緒に植えると、青枯病を予防してくれます。
ネギ類は、青ネギやニラがお勧めです。
ハーブのチャイブもネギ類に入るので、一緒に植えることができます。
ネギ類も育ってくれば収穫して、料理に使うことができるので、一石二鳥です。
苗を植え付ける時に、ナスの根鉢にネギを沿わせるようにして、
2株~3株ほどくっつけて植え付けます。
ナスの根とネギの根が近いほど、病害虫予防の効果が高まります。
■ナスタチウム
ナスタチウムをナスの株元や株間に植え付けることで、
アブラムシの天敵であるテントウムシを呼び込む効果があります。
また、ナスタチウムは横に広がりながら育つため、ナスの株元を覆ってくれます。
ナスの株元付近を覆うことにより、土の乾燥を和らげる効果があります。
自然のマルチのような状態になる上、
ナスタチウムは葉も花も種も食べられるハーブなのも嬉しいところです。
ニジュウヤホシテントウを予防してくれるバジル
■バジル
バジルはナスの害虫である、ニジュウヤホシテントウを予防してくれます。
ニジュウヤホシテントウは、ナスの葉や花を食害する害虫です。
ニジュウヤホシテントウの成虫が1匹つくと、
次々にくニジュウヤホシテントウの成虫がやってきて、食害を繰り返します。
じわじわと葉の食害が進み、葉がぼろぼろになってしまいます。
葉は太陽の光を受けて養分を作る大切な器官です。
食害されてぼろぼろになると、光合成する力も弱くなり、株も弱ります。
ニジュウヤホシテントウはバジルの香りが苦手なのか、
近くに植えていると予防することができるのでお勧めです。
ただし、バジルが大きく育つと、日陰を作ってナスが日照不足になることがあります。
背丈が高くなってきたら、収穫を兼ねて切り戻しを行い、低い状態を保ちましょう。
家では、ナスの株もとにシソを植えています
シソを植えておくと便利ですね
■シソ
ナスの近くにシソを植えることで、害虫予防になります。
複数の株のナスを育てている場合は、
株間にシソを植えると、シソの葉が陰になり、土の乾燥を防ぐことができます。
ただし、シソもバジルと同じように、育ってくると背丈が高くなってきます。
その時は、収穫を兼ねた切り戻しを行い、背丈を低くしておきましょう。
切り戻しをすることで枝数が増え、さらに土に陰を作りやすくなります。
■パセリ
ナスとパセリを近くに植えていると、お互いの害虫を防ぐ効果が期待できます。
さらに、ナスとパセリがお互いに良い環境を作り、それぞれの育ちが良くなります。
ナスの株元でパセリが育つことで、ナスの株元に陰ができます。
株元に陰ができれば、夏の暑い日に土が乾くのを防ぐことができます。
また、ナスの大きな葉がパセリに陰を作り、
直射日光が得意でないパセリもよく育つ環境を作ることができます。