Categories: ナス栽培Q&A

ナス 成り疲れ

ナスを育て収穫していると、成り疲れという症状が出ることがあります

 

 

おいしいナスをできるだけたくさん収穫するために、
ナスの成り疲れの症状や対策を知っておくと心強いです。

ナスの成り疲れの症状と対策をわかりやすくご紹介します。

 

 

[ナス 成り疲れ]

 

 

■ナス 成り疲れの症状は?

 

ナスだけでなく、トマトやキュウリなどの夏野菜に多い果菜類は、
成り疲れという症状を出すことがあります。

 

ナス栽培の成り疲れの症状を知り、
症状が現れた場合には、すぐに対処できるようにしておきましょう。

 

 

ナスの実や葉のつやが良くないです

 

 

・色つやが悪い
調子が良い時のナスの実は、色が濃く美しく、表皮につやもあります。
ところが、成り疲れの症状が出ているナスは、実もくたびれたように見えます。
表面の色つやが悪くなり、いわゆるボケナスと呼ばれるような実が増えていきます。

 

また、食べた時のみずみずしさや、ナス特有の食味などが薄れ、
味が悪くなったと感じることもあります。
皮が硬くなり、食べた時の食感が悪くなることもあります。

 

 

 

草勢が弱く葉の色も薄いです

 

 

・草勢が弱くなった
成り疲れを起こすと、それまで勢いよく伸びていた枝葉があまり伸びなくなり、
花付きや実付きが悪くなります。

 

花を見た時、雌しべが雄しべに隠れていたり、葉色や花色が薄くなるなど、
肥料切れと似たような症状が出ることもあります。
>>ナス 短花柱花とは?

 

実がついても、肥大力が弱っているため、収穫までにかかる時間が長くなり、
その分、実の食味も悪くなります。

 

 

長花柱花-ナスの草勢は、雌しべの長さで見ます

 

 

・どことなく元気がない
また見ただけでは、枝の伸びや花付き、実付きが悪くない場合でも、
どことなく元気がないと感じることがあります。

 

苗を植え付けた時から、ずっと手塩にかけて育てている株ならば、
少しの変化にも気付くでしょう。

 

それまでと違って少し元気がないように感じたら、
それもまた成り疲れの症状かもしれません。

 

 

■ナス 成り疲れの対策は?

 

ナスは、真夏には生育が衰えやすい野菜です。
高温を好みますが、日本の真夏の気温は、ナスにも酷なのです。
さらに異常気象で、日中気温が35度以上となりナスには辛い環境です。

 

けれど、こういった暑さによる夏バテとは別に、
多くの実をつけたことで、ナスの元気がなくなることがあります。
それが成り疲れです。

 

成り疲れを起こすと、どうしても花付きや実付きが悪くなり、収量が落ちます。
できるだけ長く、たくさんのナスを収穫するためにも、
成り疲れの対策をしておきましょう。

 

 

害虫の防除や日頃の手入れをしてあげると、もっと立派に育ちますね

 

 

・肥料切れ、水切れ対策
成り疲れは、たくさんの実を次々につけたことによって、起こりやすくなります。
それをさらに助長するのが、肥料切れや水切れです。

ナスは肥料も水も多く欲しがる野菜だ、とよく言われます。

 

実をつけるためには、かなりの体力が必要なのです。
それを次々と行うのですから、肥料が切れれば体力が切れ、実付きが悪くなります。

 

また、水切れを起こすと、根の生育が悪くなるだけでなく、実の肥大も悪くなります。
さらには、肥料を溶かすための水分も足りず、
肥料切れを起こしやすくする原因にもなります。

 

定期的に肥料を与えるのはもちろんですが、
ナスの様子を見ながら、肥料の量や回数を増やすなど工夫が必要です。

 

また、地植えだから大丈夫と思わず、
晴れが続く時にはたっぷりと水を与えるようにしましょう。

 

容器栽培では、真夏には、朝夕の水やりが必要になることもあります。

 

 

元気の良い長ナス、樹勢を観察して収穫や摘果をします

 

 

・摘果
ナスは順調に生育していると、次から次へと花をつけます。

咲いた花はほぼ着果するため、花が咲いた分だけ実がつくことになります。
そのような状態を続けていると、いずれスタミナが切れてしまいます。

 

1株に1度につける実の数を制限することで、成り疲れを軽減できます。
樹勢が強く元気な時は良いのですが、不調が少しでも見えてきたら、
摘花や摘果をして実の数を減らします。

 

実の数が減れば、株への負担も軽くなり、成り疲れを防ぐことができます。

 

・更新剪定
もし成り疲れの症状が出ていて、すでに時期も7月中旬を越えているのであれば、
更新剪定をする方法がお勧めです。
>>ナス 更新剪定

 

枝葉を切り戻し、地下の根を切ることによって、
体力の消耗を抑え、かつ回復するために養生しながら真夏を過ごさせます。
こうすると、1ヶ月ほど後には、再び花が咲いて収穫ができるようになります。

 

調子を崩したナスを、回復させるのには時間と手間がかかり、難易度も高いです。
更新剪定をして一度リセットすることで、回復させやすくなります。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

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