Categories: ナス 品種

ラクロ

ラクロ

 

 

「ラクロ」は、株式会社アサヒ農園のとげなしナスで、
単為結果性があり、受粉不要です。

 

一般的なナスは、おしべの花粉がめしべにつき、受粉することで果実が大きくなっていきますが、
高温期、低温期は上手く受粉が行われず、実のつきが悪くなることもあります。

 

確実に着果させるためには、ホルモン処理などの方法もありますが、
家庭菜園において、ここまでの管理をするのはとても大変です。

 

そこで生まれたのが、ラクロなどの単為結果性を持つナスです。

 

単為結果性を持ったナスは受粉することなく果実が太るので、
高温期などの環境が良くない状況でも実つきが良く、収穫に繋がります。

 

[ラクロ]

 

 

■とげなしナス「ラクロ」の特徴

 

・単為結果性を持つ
冒頭でも紹介した通り、ラクロはホルモン処理などの特殊な管理は不要です。

 

また、受粉せずに太った果実は中に種が入りにくく、切った時の断面が美しく、
食べやすくなるメリットがあります。

 

・日持ちする
皮がしっかりしたナスなので、日持ちします。
家庭菜園では収穫しすぎて消化しきれず、劣化してしまうことがありますが、
それを軽減することができます。

 

・夏秋でもしっかり収穫できる
低温期でもしっかり着果し、果実が太るので、

夏秋でもたくさんの収穫を得ることができます。

 

 

 

 

■とげなしナス「ラクロ」の栽培のコツ

 

・苗の植え付け
マルチングやトンネルなどの資材を使えば、4月から植え付けることもできますが、
5月上旬以降に植え付ければ、資材の必要もなく、植え付けることが出来ます。

 

深植えに気をつけ、たっぷり水を与えてください。

 

・水やり、肥料(追肥)
水切れ、肥料切れには十分注意してください。

 

マルチングや敷ワラを使えば、乾燥を防ぐことができるので、水の管理が楽になります。

水分が不足すると、ツヤがなくなり、実が硬くなって食味がおちてしまいます。

 

追肥は、2週間に1度が目安です。
葉や花の色が薄くなった時、多くのめしべがおしべより短くなった時は、
肥料切れのサインです。

 

 

 

 

・仕立て方
ある程度大きくなってきたら、支柱を立てて、3本仕立てにしましょう。
2本仕立てなどの方法もありますが、家庭菜園では、3本仕立てがベターです。

 

主枝と主枝のすぐ下にある2本の側枝を使って仕立てていきます。
それ以下にある側枝は全て取り除き、3本を支柱をヒモで結っていきます。

 

この時、ある程度余裕を持たせて結ぶのがポイントです。

 

・収穫
実を大きくさせすぎると、株に負担がかかり、徐々に実のなりが悪くなってしまいます。
基本的に早どりを心がけ、こまめに収穫するようにしてください。

 

 

接ぎ木苗も出ています

 

 

・更新剪定
栽培期間が長くなると、早どりを心がけていても、なり疲れ、
暑さの影響で株の元気が次第におちていきます。

 

そこで、更新剪定で切り戻しを行い、株の回復を図りましょう。

 

切り戻しから約1ヶ月ほどで、また、生長し、今度は秋ナスとして楽しむことができます。
切り戻しを行った時は、同時に追肥と水やりを行い、株が早く回復できるように努めましょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

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Tags: ラクロ

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