紫宝茄子
紫宝茄子は、山陽種苗株式会社のナスの品種です。
この品種は、いわゆる”ジャンボナス”と呼ばれるナスで、
その重さは、約350~500グラム超となります。
非常に大きく、ずっしりとしたナスで大迫力なナスですが、
果実はとてもやわらかくて、みずみずしさを感じます。
紫宝茄子の特徴と栽培のコツについて、詳しく紹介していきたいと思います。
■紫宝茄子の特徴
・とっても大きいジャンボナス
紫宝茄子の重さは、500グラムを超えることもあります。
一般的なナスの重さは、1つあたり約100グラムほどですので、
ナス5個分くらいの大きさです。
ナスの種類の中でも比較的大きい米ナスや丸ナス、
大長ナスでも、500グラムを超えるものはほんの一握りです。
・食味
大きいナス=味が劣ると感じる人もいると思いますが、
紫宝茄子の肉質は緻密で、とても甘味の強い品種です。
やわらかく、みずみずしいので、加熱すれば、
ジューシーな食感が味わえます。
漬物にはやや適しませんが、加熱調理だけを見れば、
大きく食べ応えもあり、非常におすすめです。
1つでボリューミーで、いろいろな料理に使えるので、
おすそ分けにも喜ばれます。
また、色ツヤが良く、大きい果実が目を引くので、
直売所などでの販売にも適したナスです。
上手にとれた自慢のナスを直売所で販売するのも、
新たな家庭菜園の楽しみになりますね。
■紫宝茄子の栽培のコツ
・種まきと定植の適期
露地栽培での種まきの適期は、3月下旬以降です。
また、定植は5月中旬以降が理想です。
早まきしすぎたり、定植時に充分地温を保てないと、
奇形果が出やすく、充分に果実が大きくなりません。
充分に暖かくなってからを目安に、種をまきましょう。
・栽培の注意点
紫宝茄子はジャンボナスですが、栽培は容易です。
しかし、果実が大きい分、水やりや肥料切れといった、
栽培トラブルが大きく生育に影響します。
開花時期くらいの水切れ、収穫はじめからの肥料切れ、
この2つには、とくに注意して栽培してください。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定