豊潤茄子
小林種苗株式会社の大長ナス「豊潤茄子(ほうじゅんなす)」は、
小林種苗の中でも特に人気のある品種です。
直売所向けとして販売されている大長ナスですが、
小林種苗のオンラインショップでも購入でき、家庭菜園にも適した品種です。
豊潤茄子の特徴と栽培のコツをご紹介します。
■豊潤茄子の特徴
・早生で育てやすい大長ナス
定植から約1ヶ月で収穫できる早生種の大長ナスでとても育てやすいです。
家庭菜園向けの品種として人気があるのも、早生種なのが理由の一つです。
・大きくおいしいナス
果肉がとても柔らかく、加熱調理に適したとてもおいしいナスです。
果実は円筒形で、同じ小林種苗株式会社より出ている大竜茄子と比較して、
やや長く、約35センチが収穫の適期です。
ナスは真夏になると暑さが原因で色ボケすることがありますが、
豊潤茄子は夏場でも色ボケせず、綺麗なツヤのある黒紫色をしています。
ナスの独特の色は、ナスニンと呼ばれる色素成分によるものですが、
この成分には、コレステロールの値を下げる効果が期待できます。
コレステロールが下がると細胞のガン化、老化を防ぐことができるので、
色ボケしていないナスを食べれば、健康効果にも期待できます。
ナスはアクが強い野菜としても知られていますが、
このアクの成分、クロロゲン酸も、
生活習慣病の改善ができ、健康に良いとされています。
■豊潤茄子の栽培のコツ
・栽培スケジュール
ハウス栽培の場合、1月中下旬に種まきし、4月中旬に定植、
5月下旬~11月下旬まで収穫することができます。
露地栽培の場合、1月中旬に種まきし、5月下旬に定植、
6月下旬頃~10月末まで収穫することができます。
・植え付け
元肥には苦土石灰を多めに施し、
定植は、1番花開花後、株間約70センチで植え付けていきます。
植え付け以降は、不足しないよう、定期的な追肥が必要です。
・ホルモン処理
低温期の自根栽培の時や、接木栽培をする場合は、
初期の矯正着果にホルモン剤を用います。
通常は、蜂による交配でも問題ありません。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定