黒寿中長
黒寿中長(こくじゅちゅうなが)は、株式会社 大和農園から出ているプロ向けのナスの品種です。
この黒寿中長は、同じ大和農園から出ている黒寿シリーズの中で、
最も小さい中長ナスとよばれるサイズのナスです。
スーパーでも良く見かけるサイズ感のナスですので、販売向けにも適していますし、
何より調理の際の取り扱いがしやすく、とっても重宝します。
黒寿中長の特徴や栽培のコツについて、
また、他の黒寿シリーズとの違いについても詳しく説明していきます。
[黒寿中長]
■黒寿中長の特徴
・果実
長期的な栽培を見越してつくられたナスなので、安定感があり、
果形の崩れにくい性質を持っています。
石ナスや色ボケの発生も少なく、高品質なナスを栽培後期までしっかり収穫できます。
大きさは、14~16センチくらいで中長ナスに分類されます。
同じ黒寿シリーズのナスの中では最もポピュラーな形で、一番小さいナスです。
・他の黒寿シリーズとの比較
大和農園から出ている黒寿シリーズのナスは、黒寿中長の他、
黒寿長、黒寿本長、黒寿大長があります。
大きい順にすると、黒寿大長、黒寿本長、黒寿長、黒寿中長となります。
黒寿中長は14~16センチほどの小さいサイズになりますが、
黒寿長は26~28センチ、黒寿本長は28~30センチ、黒寿大長は35センチくらいと、
2倍以上もの差が出ます。
・草姿
黒寿シリーズは草勢が非常に多く分枝性がとても強いので、
収量があげやすく、栽培後期まで元気の良い株を育てられます。
■黒寿中長の栽培のコツ
・適作型
大和農園の品種は、家庭菜園向けの品種とプロ向けの品種とに分けられていて、
この黒寿中長は、プロ向けの品種として販売されているナスです。
そのため、ハウス栽培や小型トンネル栽培といった資材が必要な作型も多く、
収量をたくさんあげたいという方に適しています。
・栽培の注意点
生育がとても良いので、採光性には注意して栽培します。
風通しを良くしたり、日光を浴びやすくするために、適度な摘葉も必要です。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定