黒滝
黒滝(くろたき)は、
宇治交配 丸種株式会社の長ナスの品種(MEX-112)です。
形の良い早生種のナスで、栽培は容易で、家庭菜園におすすめの品種です。
■黒滝の特徴
・生育が良く育てやすい
草姿は半立性で草勢が強く、側枝の発生も良い丈夫な品種です。
早生種なので、露地栽培の場合、3月にまき、
6月にはもう収穫することができるようになります。
栽培期間が短ければ短いほど、管理の手間も省けますし、
病気などの栽培トラブルも起こりにくいため、栽培が簡単だとされています。
・美しい長ナス
黒滝の収穫適期の目安は、果実の長さが約25センチほどになった頃です。
首回りからしっかりと太く、曲がり果が少ないので、
家庭でも、市場に出回るような綺麗なナスを収穫できます。
・おいしい黒滝の食べ方
長ナスは、とても柔らかく、油との相性が良いので、
フライパンでの焼きナスなどがおすすめです。
皮もそれほど硬くなく、剥かずにそのまま食べることができますが、
皮が気になる方は、軽く剥いてから調理すると良いです。
また、ナスの皮に軽くフォークで穴を空けてから調理すると、
皮にも火が通りやすくなり、食べやすくなります。
焼きナスはそのままでもおいしいですが、薬味を変えると、味も変わり、
飽きずに毎日楽しめます。
ミョウガ、大葉、小ネギ、長ネギの千切り、鰹節、ショウガなど……、
いろいろなものと組み合わせてみてください。
イチオシは、青じそドレッシングです。
暑い夏でもサッパリサラダ感覚で食べられます♪
■黒滝の栽培のコツ
・若苗定植で旺盛に育てる
黒滝はとても着果性の高い品種です。
低温期、高温期に関わらず、たくさんの実をつけるので、
若い苗のうちから定植させ、根を十分に張らせ、
草勢を旺盛に育てていきましょう。
・潅水と追肥に気をつける
真夏は乾燥しやすくなるので、8月上旬頃より水やりの量を増やします。
また、それと同時に追肥を行い、
収穫期後半もしっかりと収穫ができるように株に元気を与えます。
ナスにとって、水切れ、肥料切れは品質を大きく損なうので、
水やりと追肥には気を配りましょう。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定