しっとり漬けナス
しっとり漬けナスは、浅漬けに適した品種で、
手の平サイズの早めの収穫が美味しいです。
サントリーフラワーズの「本気野菜ナスシリーズ」の仲間です。
初期から良く着果し、早めの収穫ができるので、
初めてナス栽培にチャレンジする方にもおすすめの品種です。
■しっとり漬けナスの特徴
・栽培しやすい
収穫適期は、10~13センチほどの大きさになった頃と、小さい中長ナスですが、
丈夫な枝で、分枝力にも優れているので、とても栽培しやすい品種です。
収量も多いので、家庭菜園向きです。
・浅漬けに最適
皮が柔らかいので、浅漬けにした時の食感がとても良く、箸休めにちょうど良いです。
切って浅漬けにするのも良いですが、一本漬けを試したくなりますね♪
ナスとキュウリの一番果
■しっとり漬けナスの栽培のコツ
・土作り
ナス栽培でも、一番重要なのは土作りです。
植え付けの2週間前までには、
しっかりと堆肥と苦土石灰を入れ、土の準備をしておきます。
堆肥は、牛糞堆肥や、バーク堆肥などがおすすめです。
・植え付け
ナスは、高温を好むので、定植時はしっかりと温度が上がっている頃に行いましょう。
まだ気温が上がりきっていない時は、苗カバーなどをして、保温すると良いです。
畑の場合は、約50センチほどの株間をとり、仮支柱を立てます。
プランター栽培の場合は、野菜用に深さが十分にある、
菜園用プランターがおすすめです。
特にナスの場合は、根の張りが良く、乾燥に弱いので、
25リットルほどの大きなプランターを選ぶと良いです。
・追肥、水やり
第一果収穫以降は特に、水、肥料をたくさん要します。
ナスの実が大きくならないといった栽培トラブルも、水切れ、
肥料切れが原因となることがほとんどなので、
水切れ、肥料切れを起こさないように育てるのが大切です。
・整枝、脇芽かき
一番花までの脇芽は摘み取り、
その後、主枝と勢いの良い側枝を2本残し、3本仕立てにします。
夏場になったら、細かく分枝した側枝も切り、
充実した太い枝を残して、1/2程度に剪定します。
秋口になれば、再び生育が良くなり、
新しい枝から「秋ナス」が収穫できるようになります。
・収穫
しっとり漬けナスの収穫適期は、10~13センチほどです。
収穫期を逃すと、実の表面のツヤもなくなり、
硬くなってしまうので、早採りが基本です。