ひもなす 味むらさき
味むらさきは、宇治交配 丸種種苗株式会社のひもなすの品種です。
ひもなすとは、名前の通り、細く長いのが特徴で、
その長さは、約25~30センチにもなります。
スーパーにも良く並んでいる長卵形のナスの長さは約12~15センチなので、
ひもなすは、その2倍もの長さにまで成長します。
■ひもなす 味むらさきの特徴
・細長い鮮やかな紫色
味むらさきは、細く長いですが、長さだけでなく、果実の色に特徴があります。
一般的なナスの色は紫色といっても、赤・青を混ぜて作る紫色とは違い、
黒に近いとても濃い紫色をしています。
しかし、ひもなす 味むらさきは、赤みが強く、鮮やかな紫色をしています。
花の色も薄い紫色をしていて美しく、花まで楽しめるひもなすです。
・加熱調理におすすめ
果肉は白で良く締まっていて、油を使った料理との相性が良いです。
麻婆茄子やナスとひき肉の炒め物など、フライパンで炒め料理で楽しんでください。
・早生種で収量も多い
草姿は半立性で、葉・草勢は中くらいです。
ひもなすは、長ナスの一種として扱われますが、長ナスの中ではやや早生種で、
分枝も多く見られ、その分たくさんのナスを収穫することができます。
■ひもなす 味むらさきの栽培のコツ
・曲がり果を予防するために
曲がり果は生育が良すぎることで起こります。
草勢を安定させるために若苗での定植は避け、しっかりした苗を活着させます。
また、生育途中で草勢が増すこともありますが、こういった時は摘葉や剪定を行い、
安定した草勢になるようにしましょう。
・ひもなすが伸びない時は?
果実が上手く伸びてくれない時の原因は、水不足が考えられます。
特に真夏の暑い時期に水分が不足すると、
株の元気がなくなり、果実の伸びも悪くなってしまいます。
また、整枝を行わず、放任で育てている場合も、
水・養分が行き渡りにくくなり、株の元気がなくなります。
適度な水やり、追肥、整枝を行い、品質の良いナスがなるようにしましょう。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定