やさし~いナス C)日本デルモンテアグリ株式会社
やさし~いナスは、ナスにとっても人にとっても、
とても優しいナス苗の品種です。
”ナスがやさしい”とは、どういうことなのか?というと、
このやさし~いナスは、本来ナスにある鋭いトゲがない、
トゲなしタイプのナスだからです。
やさし~いナスは、80もの国で販売されている、
トマトケチャップが主力商品の「デルモンテ」が作っているナスの品種です。
デルモンテというと会社のロゴからも分かるように、
トマトのイメージが強いですが、
日本の気候や風土を考えた家庭菜園用の苗を販売していて、
今、非常に人気が高まっています。
■やさし~いナスの特徴
・トゲなしはナスにも人にも優しい
ナスのトゲは非常に鋭く、
家庭菜園での管理作業の際にケガをしてしまうことがあります。
しかし、やさし~いナスは葉、ヘタにトゲがないので、
素手でも安心して野菜のお世話ができます。
小さなお子様も安全に家庭菜園のお手伝いが出来るので、
お子様と作業する方にもピッタリです。
・単為結果性で高温に強い
日本の夏は非常に暑いため、乾燥しやすく、
野菜にとっては非常に過ごしにくい生育の落ちる頃合いです。
しかし、やさし~いナスは、
単為結果性(受粉しなくとも実がつきやすい性質のこと)で、
暑い夏も安定して実をつけることができます。
トゲがあるとナスを傷つけたり世話するときに怪我をすることがあります
■やさし~いナスのプランター栽培のコツ
・準備するもの
やさし~いナスの苗 1本
元肥の入った野菜用の培養土 15リットル
(※デルモンテでは、キッチンガーデン 果菜用をおすすめしています)
プランター 直径30センチ、深さ30センチ程度
仮支柱 約60~70センチ 1本
本支柱 約150センチ 3本
スコップやジョウロなどの管理に必要なもの
・栽培場所の準備
植え付けの10日ほど前にはしっかりと土作りを行います。
プランター栽培の場合は必ずしも畝立てが必要ではありませんが、
畝立てが必要な場合、高さ約10~15センチほどにします。
・植え付け
ポットなどに一度育苗した苗を遅霜の心配がなくなった頃に植え付けます。
そこに鉢底石を敷いて管理すると、水はけが良くなります。
支柱は植え穴より約10センチほど離して立て、ヒモでゆるめに結びます。
・水やり
ナスのプランター栽培は、
土が乾いたら水を与えるくらいのペースで潅水します。
鉢底から流れるくらいを目安にたっぷり水をあげ、
日中暑い日も葉がしおれないようにします。
・整枝
順調に育つと、葉の脇より側枝(脇芽)が伸びてきます。
最初に咲いた花の下から出る側枝2本を残し、
それより下から出るものは全て摘み取り、
主枝と側枝2本の3本仕立てにします。
また、混みいっている部分は枝、葉ともに除去し、
果実も含め、全体に日光が当たるように、
また、風通しが良くなるように管理します。
・追肥
プランター栽培の場合、肥料切れが起こりやすいため、
液体肥料を水やりの代わりに与える方法がおすすめです。
・収穫
収穫初期は特に、まだ果実が大きくならないうちに収穫し、
株に負担がいかないようにします。
・更新剪定
真夏にとれるナスは、小さかったり、
石ナスといって硬くなったりします。
この時期に葉を2~3枚だけ残した状態で、不要な枝を切ると、
株の元気が回復し、秋にまた、おいしいナスを収穫することができます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定