ジャパニーズピクリングは、在来固定種の長ナスです C)ハーベストマーケット
長さ約40センチ以上にもなる大長ナスですが、
それほど太さはなく、鮮やかな紫色の果実です。
「ジャパニーズ」という名前がついていますが、
生産地はイスラエルです。
イタリアナスや米ナスとは異なり、
日本のナスを基につくられたことが由来です。
それゆえ、漬物にも最適で、とてもおいしい長ナスです。
■ジャパニーズピクリングの特徴
ジャパニーズピクリング C)cotan
・固定種と在来種、F1品種の違い
ジャパニーズピクリングは、固定在来種と呼ばれる品種です。
固定種や在来種と呼ばれる品種は、
古くから伝わる育種交配による品種のことです。
対するF1品種というのは、一代交配とも呼ばれる品種のことです。
ここ近年は、F1品種というのもの増えてきましたが、
F1品種はいわば、雑種の掛け合わせです。
雑種強勢という遺伝の法則に基づいて作出されたもので、
いいとこどりができます。
しかし、F1品種はそこからできた種子を、
次世代として種まきしても同じものになりません。
ジャパニーズピクリングは、在来固定種なので、
種子を採取し、さらに種まきすることができます。
・種子
ジャパニーズピクリングの種子は、
無消毒、無農薬で栽培された種子なので、
オーガニックなナスの種です。
自然由来のオーガニックな野菜や種子、
苗を販売する通販サイトなどで購入できます。
・食べ方
ジャパニーズピクリングは、
肉質がとても柔らかくとろける食感が味わえます。
漬物用としても非常においしいですが、
炒め物や焼きナスなどにしてもごはんが進みます。
・栽培
種まきの適期は、2月~5月、収穫期は6月~11月です。
発芽率も80パーセントあり、
とても栽培しやすく収量の多い品種です。
ナスにもさまざまな品種がありますが、
ジャパニーズピクリングは、非常に珍しい品種なので、
スーパーで買えないナスを育ててみたいという方におすすめの品種です。
オーガニック野菜を使っているカフェや、
レストランなどでも人気のナスです。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定