リトルフィンガー
リトルフィンガーは、固定種に属するナスの品種です。
リトルフィンガー(little finger)は、直訳すると「小指」という意味です。
小指のように小さい小ナスの品種なので、
定植から収穫までの日数も短く、たくさん収穫することができます。
■リトルフィンガーの特徴
・インド原産の小ナス
リトルフィンガーは、米ナス同様、
ヘタは緑色で日本のナスと比べると果実の色が薄く、紫色をしています。
細身の果実が房なりにたくさんなり、豊産種としても人気があります。
栽培方法は一般的なナス栽培と変わりません。
花がたくさんつき、非常に育てやすいので、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。
また、小ナスタイプなので、栽培に必要とするスペースも少なく済み、
広い畑がなくとも栽培できるのは魅力です。
・収穫適期サイズと注意点
収穫適期サイズは、小指ほどの大きさになった頃です。
大人の小指の平均サイズを調べてみたところ、
だいたい6センチ前後ということが分かりました。
リトルフィンガーの収穫適期サイズを見ても、
大きくても10センチに満たないくらいでの収穫がおすすめされているので、
6~10センチくらいでの収穫が望ましいです。
固定種のため、あまり情報量が多いとは言えない品種ですが、
リトルフィンガーを栽培している方のブログなどを見てみると、
大きく収穫してしまっての失敗が多いようです。
一般的なナスよりやや小ぶり程度、
10~15センチくらいの大きさまで育ってから収穫すると、
皮が固く、アクの強い苦味のある味になってしまいます。
リトルフィンガーは上手に育てれば、
非常に甘みのある品種で柔らかく、食べやすい品種なので、
小指ほどのサイズ(約6~10センチ)を守り、収穫適期で収穫することをおすすめします。
・食べ方
生食でも加熱調理でもおいしく食べられます。
小さいサイズでかわいらしいので、そのまま1本漬けもおすすめです。
また、少量で使いやすいので、お味噌汁や副菜の1品としてもおすすめの品種です。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定