紫月

 

 

紫月(しづき)は、大和農園グループより出ているナスの品種です。
こちらのナスは、苗からではなく、種から育てることができるので、
家庭菜園で作物が育っていく過程を楽しむことができます。

 

ハウスでの促成栽培や、トンネル栽培で育てる方法もありますが、
露地栽培でも育てられるので、挑戦してみてください。

 

 

■紫月の特徴

 

・生育が早く収穫が安定
生育旺盛な品種なので、早期の収穫も安定します。
早い段階でもコンスタントな収穫ができるので、食卓に並べやすいです。

 

・半立性
草姿は半立性で、側枝の発生はやや弱い品種です。

 

・加熱時の果肉崩れが起こりにくい
果肉がとてもしっかりとして、加熱時に果肉崩れが起こりにくい品種です。
とても甘みがあるので、ナス田楽や、ナスのてんぷら、煮びたしなどの、
加熱調理に適していて、おかずに適しています。

 

・使いやすいサイズ
果実は約5センチほど、重さは100グラム程度が収穫適期の大きさです。
とても使いやすいサイズなので、その点も家庭菜園に向いています。

 

 

■紫月の栽培のコツ

 

・種まき
種まきの適期は、4月~5月上旬です。ポリポットに2~3粒ずつ蒔いていきます。
日中は28~30度、夜間は20度程度の地温で発芽しやすいとされているので、
必要な場合は、保温や加温して発芽を促します。

 

発芽後も植え付けまでは、育苗して、苗を大きく育てます。

 

・畑づくり
植え付けの2週間前に1平方メートルあたり苦土石灰を150グラム、
1週間前に完熟堆肥を3キロ、化成肥料を150グラムほど入れ、良く耕しておきます。

 

・植え付け
充分に気温が上がった5月中旬~下旬頃が植え付けの適期です。
一番花のつぼみが充実してきた頃を見計らい、畑に植え付けてください。
株間は、50~70センチとりましょう。

 

・整枝
主枝から数えて、8~9節の頃に一番花が咲くので、
その下から出ている勢いの良い2本の枝だけを残し、3本仕立てにします。
支柱を立て、誘引しながら日当たりが良く、風通しが良くなるように調整します。

 

・追肥
月に1度、1平方メートルあたり化成肥料20~30グラムを追肥として施します。
ナスは、水と肥料を好む性質なので、水やり同様、追肥もしっかりと行います。

 

・手入れ
紫月(しづき)は、非常に生育が旺盛なので、
混みあっている葉は随時摘み取ってください。

 

一度にたくさん葉を摘み取ると生育に影響するため、
1枝あたり2枚程度を随時摘み取っていきます。

 

・収穫
1~3番果までは早めに収穫するようにし、
その後は、約5センチくらいの丸ナスになったところで随時収穫します。

 

・更新剪定
7月下旬~8月上旬の真夏を迎えると、どうしても株が弱ってしまいます。
この時に、草丈が半分くらいになるように枝を切ると、
秋にはまた新しい芽が伸び、秋ナスを楽しむことができます。

 

更新剪定を行った後は、即効性のある液体肥料を薄めたものを与え、
充分に養分が行き渡るようにしてください。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

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Tags: 紫月

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