絹皮水
絹皮水(きぬかわみず)は、大和農園が販売する水ナスの品種のひとつで、
とてもおいしく人気があります。
採れたての絹皮水を手で絞ると、ナスの水分がしたたり落ちるほど、
多くの水分を含んだ柔らかい水ナスで、とてもおいしいと評判です。
■絹皮水の特徴
・軟質多汁性の水ナス
「絹皮水」という名は、皮が絹のように柔らかいので名付けられた名前で、
その名前の通り、皮が薄くとても柔らかいのが特徴です。
また、多汁性の水ナスなので、水分含有量がとても多く、ジューシーです。
水ナスが多く栽培されているのは、大阪の泉州地域で特産品としても有名です。
・生食に適している
ナスは灰汁が強く、生食には適さないとされていますが、
水ナスは灰汁が少なく、甘みがあるので、生食に適しています。
関西圏では、「ナスのお刺身」として、
ナスをそのまま切っただけのものを食べたりもするそうです。
また、水なすの古漬といってぬか床へ長期間漬け込んだナス料理もあり、
一般的なナスとは違った楽しみ方ができます。
・収穫適期サイズ
絹皮水の収穫適期サイズは、約8~10センチです。
長卵型といわれていますが、やや卵型に近く、丸みのある形をしています。
果実の色はツヤのある濃い黒紫色をしています。
・秀品率が高い
石ナスや夏ボケ果の発生が少なく、おいしいナスが多く収穫できます。
草勢も旺盛で、早い段階から次々と収穫することができます。
■絹皮水の栽培のコツ
・栽培適期
ハウス促成栽培の場合、10月下旬~11月中旬に種まきし、
翌年1月下旬~2月中旬までに定植、
3月下旬から7月中旬まで収穫することができます。
露地栽培、露地早熟栽培の場合、2月の中旬に種まきし、
4月の下旬頃に定植させ、6月上旬から10月中旬、
秋ナスまでしっかり楽しむことができます。
なお、作型はトンネル早熟栽培や、ハウス半促成栽培にも適しています。
*主に絹皮水は、大阪の泉州地域で栽培されている水ナスなので、
上記の栽培スケジュールも近畿地方を標準としています。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定