長緑
長緑(ちょうりょく)は、大長ナスの中では珍しい青ナスの品種です。
宇治交配 丸種株式会社より出ているこの品種は、
果実が約30センチにもなる大長ナスです。
見た目から想像のつかない柔らかさと甘みがあり、
加熱調理に適したおいしいナスです。
■長緑の特徴
・青ナス、緑ナス?
丸種種苗会社の品種紹介ページによると、
こちらの長緑は、緑ナスと明記されています。
ナスの区分には明確な基準がないため、青ナスは、青ナスの他、
緑ナスや翡翠ナス、ちょっと色が黄緑がかった薄いものは白ナスなど、
さまざまな呼ばれ方をしています。
長緑は、青ナスの中でも緑が濃く、
ピーマンほどではないですが、鮮やかな緑色をしています。
ヘタまで緑色なので、一般的な紫色のナスとは全然違った姿形をしています。
・柔らかく、甘みが強い
その青々しい姿からは想像がつきませんが、
長緑はとても果肉が柔らかく、甘みがあるのが特徴です。
皮はやや硬いので漬物などの生食には向きませんが、
加熱調理すれば、口の中でとろけるくらい柔らかく、甘みがあります。
・特性
草姿は半立性で、中早生種に区分される品種です。
分枝数が多く、草勢も旺盛で、たくさんのナスを収穫することができます。
■長緑の栽培のコツ
・露地栽培の栽培スケジュール
2月中旬に種まきする場合、5月上旬に定植させ、
6月上旬~10月上旬頃まで収穫することができます。
3月上旬に種まきする場合は、5月中旬に定植させ、
6月中旬~10月上旬頃まで収穫できます。
この他、トンネル栽培にも適しています。
・株間
3本仕立てにする場合は、株間約75センチ、畦幅約180センチにします。
2本仕立ての場合は、株間約60センチ、畦幅約150センチほどで大丈夫です。
・誘引
初期からやや強めに誘引し、果実が地面につかないように調整します。
約30センチが収穫適期サイズとなりますので、
その大きさの果実が地面につかないように誘引していきます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定