黒寿本長
黒寿本長(こくじゅほんなが)は、
黒寿大長、黒寿本長、黒寿長、黒寿中長と4タイプある内、
二番目に大きい長ナスです。
2020年に創業100周年を迎える老舗の「大和農園グループ」の品種で、
良く採れるおいしいプロ向け品種がたくさん販売されています。
黒寿本長の特徴と育て方のコツをご紹介します。
[黒寿本長] 大和農園グループ
■黒寿本長の特徴
・着果性、肥大力が優れている
着果とは、野菜が実をつけることです。
つまり、黒寿本長は、他の本長ナスと比べ、実をつける力が強いです。
また、肥大とは、ついた実が大きくなることです。
黒寿本長は、実が大きくなる力も強いので、
実がなりやすく、大きく育ちやすい性質があります。
・平均果長サイズ
果実の大きさは、約28~30センチです。
黒寿長は約26~28センチ、黒寿中長は約14~16センチが、
標準サイズで、この3タイプの中では最も大きいナスです。
・グリルに適している
実はやや細身ですが、柔らかく食味が良いので、グリルに適しています。
輪切りにしてそのままステーキにしても良いですし、
肉詰め、炒め物、バーベキューなどが特においしい調理法です。
油を使ったら、クッキングペーパーに吸い取らせるとカロリーが気になりません
■黒寿本長の栽培のコツ
・栽培適期
ハウス栽培の場合、7月下旬に種まきし、9月下旬に定植させ、
11月~翌年6月まで収穫することができます。
小型トンネルの場合、12月下旬に種まきし、3月下旬に定植させ、
翌年5月中旬~10月中旬まで収穫することができます。
露地栽培の場合、2月下旬に種まきし、5月頭に定植させ、
6月上旬~10月中旬まで収穫することができます。
抑制栽培の場合、5月下旬に種まきし、7月中旬に定植させ、
8月中旬~10月中旬まで収穫することができます。
・種の入手方法
現在販売元である大和農園オンラインショップでも、黒寿本長は販売していません。
平均果長がさらに大きい黒寿大長であれば、購入することができます。
黒寿大長の平均果長サイズは、約35センチにもなります。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定