黒雄
黒雄(こくゆう)は、丸種株式会社、宇治交配のナスの品種で、
とても品質が良く、収量も高い中長ナスです。
中長ナスタイプのナスは、スーパーに必ず並んでいる定番中の定番です。
調理にも使いやすいので、家庭菜園でもおすすめのナスです。
■黒雄の特徴
・長期どりに最適の豊産種
長期に渡りたくさんの収穫を得るためには、
病気や暑さに強く、草勢が強いことが条件となります。
黒雄は、これらの条件を全てクリアした豊産中長ナスです。
灰色カビ病や青枯病などの病気に強く、高温下でも色ボケ果が少ないので、
品質の良いナスをたくさん採ることができます。
・使いやすい中長ナス
果実は首がやや太い長卵型をしています。
果実は約14~15センチがとり頃とそれほど大きくはありませんが、
手に持った時にしっかりと重さを感じることができます。
とても綺麗なナスを収穫できると評判で、
家庭菜園のみならず、プロの農家の方も栽培している人気品種です。
・調理に使いやすい
果実の色はハッキリとした黒に近い紫色で、ツヤがあるのが感じられます。
果肉は白にやや緑色が入った色で、良く締まっています。
漬物はもちろん、煮炊きなどに適していて、和食には欠かせない野菜の一つです。
麻婆ナスにも、美味しいです
■黒雄の栽培のコツ
・栽培
ハウス栽培の場合、12月中旬に種まきし、3月上旬に定植させ、
4月中旬~7月の終わりまで収穫することができます。
露地栽培の場合は、2月頃まで種まきすることができます。
2月中旬に種まきを行った場合、5月上旬に定植させ、
6月上旬~10月の終わりまで収穫することができます。
・人工授粉、ホルモン処理
一番花は必ず、人工授粉かホルモン処理を行い、着果結実させます。
ホルモン剤は生育を抑制する効果があるので、
開花した花のみに噴霧するようにし、葉や茎にかけないようにします。
一般的に露地栽培はホルモン処理を行わないことも多いですが、
黒雄は、一番花にホルモン処理を行うのがおすすめです。
・管理
生育初期は主枝をやや斜めに誘引し、
上の方の節は、強めに誘引して草勢を保ちます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定