白神
白神(はくしん)は、1920年創業老舗種苗メーカー「大和農園」から、
出ている緑色のナスの品種です。
一般的な黒紫色のナスとは違い、ヘタから果実まで、鮮やかな緑色をしています。
形や大きさは長ナスに近いですが、ヘタが緑色という特徴を持っている、
米ナス(べいなす)の一種です。
■白神の特徴
・家庭菜園でも栽培しやすい
あまり見かけない珍しい色のナスですが、
栽培は意外と容易で、家庭菜園向きの品種です。
スーパーではなかなか手に入れることのできない品種なので、
より家庭菜園でつくる楽しみが生まれます。
一般的なナス同様に調理することができるので、
ご近所やご実家などへのおすそ分けにもとても喜ばれます。
・調理方法の幅が広い
一般的なナスと比べると、
やや果実が締まっていて程良い歯ごたえが感じられます。
炒め物、煮物、漬物など、調理の幅が広く、
さまざまなナス料理を楽しむことができます。
また、白神は、アメリカを原産とする米ナスの一種なので、
洋風の料理にも良く合います。
ナスのグラタンなどのオーブン調理やカレーに良く合い、
和食だけに留まらず、いろいろな味付けで楽しめます。
■白神の栽培のコツ
・栽培適期
露地栽培の場合、2月中旬すぎに種まきし、4月末に定植、
6月中旬頃から10月半ばまで収穫することができます。
・管理
白神は、葉が大きく、節間が短い品種なので、
葉や枝が混み合いやすいというデメリットがあります。
そのため、栽培管理としては、摘葉や剪定などに注意し、
日光不足や過湿を避けて育てるようにしてください。
・収穫
収穫は、果実が約15~20センチになった頃が適期です。
重さは、約150~200グラムほどが標準で、ずっしりと重みを感じられます。
それ以上大きく育てることもできますが、
このくらいのサイズで、次々収穫する方がおいしく、長く収穫できます。
ヘタは一般的な紫色のナス同様、トゲがあるので、収穫の際は気をつけてください。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定