ナスの花を見たことがありますか?
ナスを育てたことがある方は見慣れていると思いますが、
スーパーで並んでいるナスからは少し想像できない花かもしれません。
花びらは薄紫色をしていて、中心には黄色い雄しべがあります。
その雄しべの中心には、少し飛び出した雌しべがあり、
雌しべの先端は少し丸みを帯びています。
ナスの花は下を向いて咲いていることが多いため、
雌しべや雄しべは覗き込まないと見えないのですが、
生長具合を確認するのに重要な部分です。
花の大きさからは想像できない大きさの実がなるナスは、
どのような花言葉がついているのでしょうか。
成長期には次々と花をつけます
■ナスの花言葉
ナスにはとてもたくさんの花言葉がつけられています。
「よい語らい」「優美」「希望」「真実」「つつましい幸福」などです。
花には言葉以外にも、誕生花というものも決まっています。
ナスの花は実にたくさんの日の誕生花となっています。
6月8日、7月20日、7月31日、9月11日、10月10日です。
他の植物の花も、花言葉や誕生花として複数の日がついているものもあります。
野菜の花でこれほどの言葉と誕生花をつけられているのは珍しいです。
それくらい、人間にとって身近な野菜なのかもしれません。
ナスの花自体が花屋さんに並ぶことはほぼないため、
これだけたくさんの誕生花になっていたとしても、
ブーケにしてプレゼントするのは難しそうです。
ホオズキの花言葉がかわいそうです
ホオズキの花
◎ナス科植物の花言葉
ナスといえばナス科の野菜です。
ナス科にはナスの他にもたくさんの野菜や植物があります。
その中で、日本人に親しまれているナス科の他の野菜には、
どのような花言葉がつけられているのでしょうか。
シシトウ=厄介な感情
ピーマン=同情、海のめぐみ
ジャガイモ=慈愛、情け深い
トウガラシ=旧友
トマト=完成美、感謝
ホオズキ=偽り、ごまかし
こうしてみると、ナス科の野菜というのはたくさんあるものです。
同じナス科としてなじみがあるのは、
ピーマンやトウガラシ、シシトウ、トマトあたりでしょうか。
意外なのはジャガイモとホオズキですね。
パッと見た感じは他のナス科とは少し違っているように見えます。
特にジャガイモは可食部が地下にできるので、
地上部に実がなる他のナス科の野菜とは雰囲気が全く異なります。
けれど、実際に花を見てみると、やはり同じナス科なのだなと納得できます。
同じナス科でも、トマトやジャガイモのようなプラスのイメージのものがあり、
シシトウやホオズキのように、マイナスイメージのものもあります。
それでもなんとか理解できそうな花言葉ばかりですが、
中でもどうしても解せないのがピーマンです。
同情はともかく、海のめぐみとは?
ピーマンからはまったく海のイメージがわかないので、
この花言葉だけはちょっと納得しづらいです。
同じナス科であっても、花言葉も色々と違っていておもしろいですね。