うま旨 秋穫祭なす
タキイ種苗株式会社より出ている、うま旨野菜苗シリーズより、
「うま旨 秋穫祭なす」を紹介します。
接ぎ木苗を使用しているので、種まき~定植までの作業も省け、
どなたでも簡単に、秋ナスを収穫することができます。
うま旨 秋穫祭なすの特徴と栽培のコツをご紹介しましょう。
■うま旨 秋穫祭なすの特徴
・特性
品質の良い太長ナスで、夏に強く、安定した収穫が可能です。
草勢も旺盛で育てやすく、生育後半までスタミナがもちます。
・味
果肉がとてもやわらかいので、煮物や炒め物、天ぷら、
さまざまなレシピに使えます。
秋になってからの収穫でも、品質が良く、
涼しくなってからも、おいしいナスをたくさん楽しむことができます。
天ぷら、おいしいですよ!
■うま旨 秋穫祭なすの栽培のコツ
・畑の準備と植え付け
ポイントは、日当たりの良さです。
しっかりと日光の当たる日当たりの良い場所に畑を確保します。
畑は、苦土石灰と堆肥を多めに施して、土のpH調整を行ったあと、
元肥を入れて再度良く耕し、幅1.2メートルほどの畝を立てていきます。
うま旨 秋穫祭なすの苗はすぐに畑に植えつけるのではなく、
2~3日、日当たりの良いところで鳴らしてから植えつけるのがポイントです。
一番花が咲き始めるくらいのものがちょうど良く、
植え付けの前日にしっかりとポットに水やりしておくのもポイントです。
株間は約45センチほどの間隔をとります。
根鉢の表面が見える程度の浅植えにして、たっぷりと水を与えます。
植え付けたあとは、仮支柱を立てて、苗が倒れないように軽く支えます。
麻婆ナスも、ぜひ作ってみてください
・整枝
ナスは、主枝の8~9節目くらいに一番花をつけます。
花が咲いた直下の脇芽はぐんぐん伸びる性質があります。
一般的な露地栽培では、3本仕立てにするのが理想です。
一番花の下の2本の脇芽を伸ばすのが基本です。
順調に生育して、葉と葉が重なり、採光性と通気性が悪くなってきたら、
古い葉は順次摘み取るようにしましょう。
・追肥と水やり
苗が活着して、7~10日くらい経った頃が1回目の追肥の目安です。
それ以降は、半月に1回を目安に化成肥料を与えます。
肥料切れ、水切れは、果実の肥大を遅らせたり、ボケ果ができたりなど、
生育に影響が出るので、充分に注意してください。
畝を乾かさないようにするために、敷き藁やマルチングをするのも効果的です。
・更新剪定
夏野菜とは言え、日本の暑すぎる夏はナスにとって非常に酷です。
暑さと、暑さによる乾燥で生育や果実の出来が悪くなりがちです。
そんなときにおすすめなのが、更新剪定です。
枝を切り戻して新しい枝を出させると、半月ほどで強い枝が育ち、
秋に品質の良い秋ナスを収穫することができるようになります。
・収穫
家庭菜園では、収量をあげるというよりは、長く収穫したい、
おいしいナスが食べたいと考える人が大半です。
そのため、収穫は大きなナスに育てようとは思わず、
若どりを基本とすることで、やわらかいおいしいナスが収穫でき、
株に負担をかけない分、長く楽しむことができます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定