バルバンターヌ=オーベルジーヌ C)井手商会
バルバンターヌ(DE BARBENTANE)=オーベルジーヌは、
フランス直輸入のナスの品種です。
日本ではあまり見かけない珍しい品種ですが、
ヨーロッパ産の野菜の種子の中でも非常に質が良く保存が効き、
発芽率の良い種なので人気があります。
株式会社井手商会さんなどの通販サイトで取り扱いがあり、
日本でも入手できます。
国内では西洋美術館のモネ展で限定販売されるなど、
希少価値が高いナス種です。
■バルバンターヌ=オーベルジーヌの特徴
・オーベルジーヌ? バルバンターヌ?
通販サイトでは、オーベルジーヌやオーバジン(Aubergine)
と書かれていることがありますが、
これは、フランス語でナスという意味の言葉です。
フランスをはじめ、イギリスやドイツでは、
オーベルジーヌ(オーバジン)と呼ばれることが多いです。
私たちにも馴染みのあるエッグプラント(Eggplant)は、
アメリカ英語であり、ヨーロッパ圏ではあまり使われていません。
オーベルジーヌと書いてあるものもありますが、
それはナスを示しているもので、バルバンターヌが品種名にあたります。
・特性
長ナスの早生品種から改良してつくられたナスなので、
バルバンターヌも約20~25センチと大きく育ちます。
収穫期も長く、日本のナスと変わらず、さまざまな調理法で楽しめます。
ナスカレーに美味でした、日本の長ナスと同様に扱えます
■バルバンターヌ=オーベルジーヌの栽培のコツ
ビニールポットなどに数粒ずつ種まきし、
苗が約10センチほどになったら定植します。
定植する畑は十分に元肥を入れ、
肥料食いなナスが元気に生育できるように準備しましょう。
定植の適期は5月頃、畝を立て株間約40センチほどで植え付けていきます。
定植と同時に支柱を立て、しっかりと苗を支えられるようにします。
しっかり日光に当て、水と肥料を切らさずに育てれば、栽培自体は容易です。
下の方の枝は1~2本で摘芯して、
栄養がしっかり行き渡るようにすると良いです。
種子袋の表はフランス語での表記がされていますが、
裏には日本語で簡単な栽培方法が書かれているので安心して栽培できます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定