早生長紫
早生長紫(わせちょうし)は、宇治交配、丸種株式会社の長ナスの品種です。
ナスには、長ナス、中長ナス、米ナス、水ナスといった種類があります。
早生長紫は、大長ナスや細長ナスといった種類に区分されるナスで、
その長さは、40センチ以上にもなります。
早生長紫の特徴と育て方のコツをご紹介します。
■早生長紫の特徴
・着果性に優れている
早生長紫は着果性に優れた品種なので、容易に実をつけることができます。
草姿は半立性で、生育の勢いも良く、たくさんの収穫に期待できます。
・細大長品種
早生長紫は、大長ナスや細長ナスと呼ばれる細く長いナスで、
その長さは40センチを超えます。
ヘタや果実の色は一般的なナスと同じですが、
とても細く、ひょろひょろとしています。
・とてもおいしいナス
果肉は淡い緑色をしていて、とても柔らかく甘みのあるナスです。
輪切りにしてもその細さからサイズがとても小さい一口サイズなので、
麻婆茄子などの料理も乱切りにする必要がありません。
油を使った料理に特に適しているので、
ぜひ、炒め物でそのおいしさを味わってみてください♪
炒め物も美味しいです!
■早生長紫の栽培のコツ
・栽培スケジュール
トンネル栽培の場合、1月中旬に種まきし、4月中旬に定植、
5月下旬~9月半ばまで収穫することができます。
露地栽培の場合は、3月上旬頃までに種まきし、
5月中旬に定植させ、6月中旬~10月上旬まで収穫することができます。
・若苗定植を避ける
とても生育の良い品種なので、若苗定植は避けます。
一番花が咲いた後に定植させるのが理想です。
また、一番花はホルモン処理で確実に着果させ、草勢を保ちます。
・乾燥に気をつける
梅雨時期までは雨も良く降るため、ある程度の潅水でも元気に育ちますが、
梅雨明け以降から真夏は乾燥しやすく、水やりをしっかり行う必要があります。
日中、気温が高い時の水やりはかえって生育を阻害することがあるため、
早朝または夕方に行ってください。
また、適度な湿度を保ちつつ、
しっかりと追肥を行うことも忘れないようにします。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定