縞むらさき
縞むらさきは、紫色の地に薄い白っぽい紫色の縦縞が入る珍しいナスです。
この品種は一代交配でつくられたもので、ゼブラなすと呼ばれる種類のナスです。
ゼブラなすは、イタリアを原産とするナスに多いタイプで、
カプリスやフェアリー・テイルなどの品種が有名です。
生食には向きませんが、油との相性がとても良く、
天ぷらやフリッター、素揚げなどにおすすめです。
■縞むらさきの特徴
・長卵型にゼブラ模様
縞むらさきは、果実の大きさは約200グラムほどで、長卵型をしています。
ヘタは、アメリカ、イタリアを原産とするナスと同じく緑色をしていて、
果実も日本の一般的なナスと比べ、色が薄い紫色をしています。
日本のナスは黒に近い紫色ですが、
縞むらさきの果実の色は、やや赤みのある紫色です。
美しい縞模様が入るのが最大の特徴で、
なかなかスーパーでは見かけない珍しい品種です。
・油を吸いやすい
肉質は緻密で、火を通すと、トロけるようななめらかな食感が味わえます。
和食ならば素揚げや、天ぷら。
洋食ならば、フリッターやオーブン料理に適しています。
見た目が鮮やかなので、黒紫色のナスよりも、食卓を華やかに彩ってくれます。
・秀品率が高い
草姿は半立性で、草勢も良く、着果性に優れています。
とても美味、スーパーではなかなか買えないナスのため、根強い人気があります。
■縞むらさきの栽培のコツ
・栽培スケジュール
トンネル栽培または露地栽培に適しています。
トンネル栽培の場合、1月中旬に種まきし、4月上旬に定植し、
5月中旬過ぎから9月末まで収穫することができます。
露地栽培の場合は、2月~3月下旬まで種まきができ、
種まきに合わせて4月下旬~5月末に定植させ、
早まきした場合は6月頃から秋口まで収穫することができます。
・注意点
初期から着果性に優れているので、肥料切れに注意しながら栽培します。
また、とり遅れは草勢低下の原因になるため、早め早めの収穫を心がけます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定