極早生大丸
極早生大丸は、品質の良い丸ナスで、宇治交配 丸種株式会社の品種です。
丸ナスは、東北地方~関西地方で主に栽培されているナスで、丸い形が特徴です。
中でも京野菜としても有名な京都府の「賀茂ナス」がとても人気がありますが、
この極早生大丸も品質が良く、おすすめの品種です。
■極早生大丸の特徴
・品質が良い
丸ナスにもいろいろな品種がありますが、
その中でも極早生大丸は最高品質を誇る品種で、形が良く味もとてもおいしいナスです。
果揃いが良く、ツヤのある黒紫色で、約8センチほど、やや縦に長い球形をしたナスです。
重さは約150グラムほどで、賀茂ナスと比較すると小さいナスです。
・煮物におすすめ
丸ナスは、田楽や煮物料理に最適の品種です。
口に入れても皮が気にならないほど柔らかく、とろけるような食感が楽しめます。
そのまま煮てもおいしいですが、一旦軽く炒めてから煮ると、より柔らかく美味です。
夏の煮びたし
■極早生大丸の栽培のコツ
・栽培スケジュール
1月中旬に種まきした場合、4月上旬に定植し、その後、トンネル栽培を経て、
5月の連休明けあたりから10月いっぱいまで収穫することができます。
2月中旬に種まきすれば、トンネル栽培は不要です。
5月上旬に定植し、6月から10月いっぱいまで収穫することができます。
トンネル栽培を行わない場合、約1ヶ月ほど収穫期が短くなりますが、
手間や管理を考えると、家庭菜園では、後者の育て方がおすすめです。
また、極早生大丸は「極早生」とあるように、
種まきから収穫までの期間が短く、とても栽培しやすい品種です。
・収穫
一般的な丸ナスと比べ、やや小さいサイズで収穫するのがポイントです。
目安は、果実が約8センチ、重さ150グラムほどの時です。
あまり大きく育てすぎてしまうと、株が疲れてしまいますし、
果実も硬くなり、おいしくなくなってしまいます。
目安程度またはそれよりもやや小さめで収穫するようにすれば、
おいしいナスを長く、多く収穫することができます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定