殿様茄子
殿様茄子は、小林種苗株式会社の賀茂ナスの品種です。
この品種はトゲなしタイプのナスで、
極早生品種に分類されます。
とてもおいしく綺麗なナスが収穫できるので、
おすすめの品種です。
殿様茄子の特徴と栽培のコツをご紹介します。
■殿様茄子の特徴
・果実
極早生品種なので、栽培期間が短く、短期間で収穫まで育ちます。
6~10センチほどの丸く大きい果実に育ちますが、
表面は凹凸がなく、ツヤがありとても綺麗です。
大きなナスを形良く収穫するのは意外と難しいことですが、
殿様茄子は秀品率が高いので安心です。
ナスの田楽も美味しいです
・収量と食べ方
収量は多く、家庭でもたくさんのナスを収穫できます。
収穫適期サイズは約6~10センチです。
用途に応じて大きさを変えられるので、早どりしても良し、
10センチほどまで大きく育てても良し、いろいろな楽しみができます。
小ナスにはお漬物や天ぷらが適しています。
大ナスでの収穫は、焼きナスや炒め物、
ナス田楽やナスのふろふきに適しています。
グラタンなどの洋食との相性も良く、さまざまなレシピに最適です。
・トゲなしナス
ヘタはやや薄い紫色で、
ヘタにトゲがほとんど見られないのが特徴です。
トゲなしとはいえ、トゲはゼロではありません。
しかし、非常に少なく、管理作業も行いやすいです。
・草姿
草姿は、中くらいの葉・茎で、3本仕立てがおすすめです。
■殿様茄子の栽培のコツ
・水やり
水やりは通常のナス栽培よりもやや多めに行います。
追肥も若干多めに、肥料切れに注意してください。
・自根栽培
自根栽培でも充分元気に育ちますが、
接木栽培する場合はトルバムや赤ナスの台木がおすすめです。
・作型
加温半促成栽培から露地栽培まで、さまざまな作型に適しています。
・栽培スケジュール
露地栽培の場合、2月中旬頃に種まきし、
5月の上中旬に定植、その後、
6月半ばから11月の頭頃まで収穫できます。
露地トンネル栽培の場合の収穫期は5月下旬~11月上旬と
やや長いですが、家庭菜園では露地栽培でも充分な収量が得られます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定