絹むらさき茄子
絹むらさき茄子は、
小林種苗店 一代交配の米ナスの品種です。
アメリカのナスの品種、
ブラックビューティーを日本で品種改良したのが米ナスです。
絹むらさき茄子は、その米ナスをさらに
品種改良してつくられたもので、
鮮やかな紫色の果実がとても綺麗です。
イタリアのナスでは良く見かける色ですが、
日本のナスで鮮やかな紫色をしたナスは本当に珍しいので、
是非、栽培してみてはいかがでしょうか?
■絹むらさき茄子の特徴
・美しいナス
米ナスの特性と鮮やかな薄紫色の果実とが合わさって、
とても美しいナスです。
グリーンのがく、この色の果実のコントラストは、
まるでイタリアなすのようにオシャレで、見た目も良く、
イタリア料理やパーティーメニューにも良く合います。
・味は?
皮も肉も柔らかいとっても美味しいナスです。
火を通しても崩れにくいナスなので、
炒め物や揚げ物に適しています。
ナス田楽などの和食にしても良いですが、
グラタン、パスタ、ラザニアなどの洋食に向いているナスです。
・多収で草勢が強い
栄養生長と生殖生長のバランスを整えれば、
草勢も強く、約65日ほどで収穫できます。
果実の長さは約20センチほど、
たくさん収穫できる多収タイプのナスです。
■絹むらさき茄子の栽培のコツ
・元肥と追肥が大切
元肥は苦土石灰をやや多めに入れ、追肥は遅れないように行います。
・定植の目安
一番花の咲き始め頃です。
絹むらさき茄子は枝が張るので、
株間は通常のナス栽培よりもやや広めに取ると安心です。
・ホルモン処理
自根栽培の場合の低温時や、
接木栽培の初期の着果にはホルモン処理が必要です。
適期に合わせた通常の栽培スケジュールの場合は、
蜂交配・ホルモン処理、どちらでも大丈夫です。
・露地栽培
2月中旬頃に種まきを行い、
5月中旬頃に定植、6月中旬~10月の頭頃まで収穫することができます。
ハウス栽培であれば、5月下旬~10月中下旬までと、
長い収穫が可能ですが、家庭菜園では露地栽培が妥当です。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定