長者
長者(ちょうじゃ)は、長ナスに属しますが、
一般的な長ナスと比較すると少し細めです。
販売している会社は、「タキイ種苗株式会社」、1835年創業の老舗です。
かの有名なトマトの品種「桃太郎」を生み出した会社で、
品質が良く、家庭菜園でも育てやすいものが揃っています。
こちらでは長者の特徴と育て方のコツをご紹介します。
[長者]タキイ種苗
■長者の特徴
・極早生種
露地抑制栽培の場合、5月下旬に種まきを行い、
7月中旬に定植、8月下旬頃より収穫ができる極早生種です。
一般的に作物の栽培は早生種であるほど容易だとされているので、
長寿は、家庭菜園にも適した品種だと言えます。
・石ナス、色ボケ果が少ない
石ナスとは、ナスが石のように硬く、食べられる状態にないことを指します。
また、色ボケ果は本来の濃黒紫色がくすみ、味が落ちてしまうことです。
ナスは、気候や栽培条件で石ナス、色ボケ果ができることがありますが、
長者の場合それらの栽培トラブルが少なく、良い果実が収穫しやすい品種です。
・分枝が早く着果が多い
着果が多く、安定した収穫が得られます。
・過繁茂になりにくい
葉の大きさは中くらいで、過繁茂になりにくい性質をもっています。
風通しが悪いと生育に影響が出たり、病害虫の被害にあいやすいので、
過繁茂になりにくい長者は、結果的に栽培しやすい品種と言えます。
■長者の栽培のコツ
・種まき
ポットなどでしっかりと育苗し、一番花の開花直前の苗を定着させます。
・定植と管理
畝幅約180センチ、株間60センチとしっかりとスペースを作り、定植させます。
追肥は、一番果が収穫できる位の頃から開始し、
その後は、10日~14日に1回追肥し、草勢を保ちます。
・定植と管理
大きくなったものから順次収穫していきます。
遅れると株が疲れ、その後の着花が悪くなるので、早めの収穫がおすすめです。
また、ナスの茎は硬いので、ヘタの上をしっかりハサミで切って収穫します。
トゲがあるので、ケガをしないよう注意しながら収穫します。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定