サカタのタネの定番品種「黒福」長卵形ナスを紹介します。
長卵形ナスは、長ナスと卵形ナスの中間の大きさで、
寒冷地でも温暖地でも育てられることから、
日本国内、さまざまな場所で栽培されています。
黒福はその中でも大人気、
特徴と育て方のコツをご案内します。
■黒福の特徴
・長卵形ナス
長卵形は、漢字の通り、卵を細長くしたような形のナスのことで、
読み方は、「ちょうらんけい」または「ながたまごがた」です。
さまざまなナスの中でも、長卵形ナスは育てやすく、
黒福も育てやすい品種として人気があります。
・育てやすい
黒福のキャッチフレーズは「どっさりナス」です。
早生種で草勢も良く、暑さに強いので、
早くから長期間たくさんのナスを収穫することができます。
・定番でおいしいナス
黒福はツヤのある黒に近い紫色で、皮は柔らかく、おいしいナスです。
お漬物などの生食から、炒め物などの加熱調理まで、
さまざまな調理法に適しているので、ご家庭でも使いやすい品種です。
■黒福の栽培のコツ
・作型
トンネル早熟栽培から露地栽培、露地抑制栽培に適しています。
・定植
畝幅は約180~200センチで、定植の1週間前には畑を準備し、
株間約60~80センチで植え付けます。
・病害虫防除
青枯れ病、半枯れ病などの病気は、
耐病性のある台木に接木することで回避することができます。
・収穫
黒福の収穫適期サイズは、約13センチ、重さ約80~100グラムほどです。
ナスは、次から次へと花をつけ、実をつけるので、
出来るだけ早どりを心がけ、株を疲れさせないようにしましょう。
また、混み合っている部分を切り落とし、
月に2回ほど、化成肥料を追肥すると、より長く収穫することができます。
生育後半になったら約10センチ前後の若どりにしてください。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定