黒紫大長茄子
黒紫大長茄子(こくしおおながなす)は、ナカハラのたねのF1品種です。
プロの農家の方はもちろん、家庭菜園での栽培にも適し、中早生種に区分されます。
同じナカハラのたねから、新長崎長茄子と黒びかり博多長茄子という、
2つの大長ナスが販売されていますが、黒紫大長茄子はこの2品種と比べ、
10日~14日ほど早く収穫することができます。
種まき、定植から収穫までの日数は、栽培難易度に直結する部分があります。
早生種であるほど、管理の手間が省け、容易に育てられるので、
そういった意味でも、黒紫大長茄子はおすすめです。
■黒紫大長茄子の特徴
・大長ナスとは?
大きいものでは60センチにもなる大きく長いナスで、
九州地方で主に栽培されている人気のナスです。
新長崎長茄子と黒びかり博多長茄子の他、久留米、熊本などの品種が有名ですが、
東日本にも山形県の庄内大長ナスなどの品種があり、今や全国で人気のあるナスです。
・草勢が強い
草姿は立ち性で、草勢がとても良く、元気に育ってくれるナスです。
葉も色濃い緑色で美しく、株の強さがその姿からも分かります。
支柱をしっかり立てサポートしてあげれば、プランターでの栽培もでき、
省スペースで大長ナスを栽培したい方にも向いています。
・果実の大きさ
黒紫大長茄子は、とても大きく、収穫適期サイズは、約35~40センチです。
果実の周りも約5センチほどになり、太く、ずっしりとした重みが感じられます。
しかし、とても皮が柔らかく、皮を剥かずにおいしく食べることができます。
皮が残らない、美味な炒め物はもちろんのこと、
皮までとろとろに楽しめる煮物など、さまざまなレシピに適しています。
種子の入りも少ないので、日が経っても果肉が硬くなりにくい品種です。
・他の大長ナスとの比較
他の大長ナスと比べ、早くから開花し、着果性が良いのが大きな特徴の一つです。
低温期にナスがカチコチに硬くなる石ナスの発生も少なく、
他の大長ナスに比べ、約30パーセント収量が増えます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定