Categories: ナス 品種

くろべえ

くろべえ

 

 

くろべえは、株式会社 渡辺採種場(松島交配)のナスの品種です。
産地は山形県の西村山地方です。

 

くろべえという名前の通り、ナスらしい濃い紫色、

ツヤのある果実、そして肉質の柔らかさが人気の秘密です。
さまざまなナス料理に適した品種なので、家庭菜園にとてもおすすめです。

■くろべえの特徴

 

・果実
果実の大きさはちょうど中長ナスほどの大きさで、

少々大果になっても果実が乱れません。
皮もやや硬めなので、日持ちもしやすく、収穫後も長く楽しめます。

 

・株
草姿は立ち性で、とても元気の良い品種です。
着果が良く、早期かつ長期にわたり、たくさんの収穫ができます。

 

・産地
山形県山形市、酒田市、鶴岡市、米沢市、新庄市など、

山形県の各所で栽培されています。

 

ナスは全国各地、さまざまな品種がありますが、

山形県ではくろべえやサファイヤなすがとても人気です。

 

お漬物にするならサファイヤなす、一般的なナス料理をするならくろべえと、

くろべえは調理用途が幅広いのも魅力です。

 

 

C)株式会社まつの

 

 

・保存方法
ナスは水分が蒸発しやすいので、いくら日持ちしやすいくろべえとは言え、

保存する場合はラップに包み、野菜室での保管が理想です。
5度以下の場所での保存は低温障害が起こるので、必ず、野菜室で保管するようにしましょう。

 

・栄養素
ナスは約94%が水分でできていますが、

その他の6%にビタミンB、ビタミンC、鉄分、カリウムなど、

ミネラルや食物繊維がバランス良く含まれています。

 

特に夏バテしやすい時期には積極的にナスを食べたいところです。

また、皮にはアントシアニンが含まれていて、

体の老化防止や動脈硬化の予防などにも良いとされています。

 

■くろべえの栽培のコツ

 

・関東以西での作型、スケジュール
露地早熟栽培の場合、2月下旬頃に種まきし、5月上旬に定植させます。
収穫期は、6月上旬~11月上旬です。

 

露地抑制栽培の場合、4月中旬~5月下旬頃に種まきし、

6月中旬~7月上旬に定植、7月中旬~11月上旬まで収穫できます。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

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Tags: くろべえ

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