彩むらさき

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彩むらさき

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彩むらさき

 

 

彩(あや)むらさきは、トキタ種苗株式会社より出ている中長ナスの品種です。

 

とても形の良いナスなので、スーパーで並べられているようなナスを、
自宅でも栽培して収穫し、食べることができます。

 

彩むらさきの特徴と栽培のコツをまとめました。

 

 

[彩むらさき]

 

 

■彩むらさきの特徴

 

・草姿と草勢
草勢は強めで、生育は旺盛の栽培しやすい中長ナスです。
草姿は半立性で着果性も良く、初心者の方にもおすすめです。

 

・果実
果実はツヤが感じられる濃い紫色をしています。
良くスーパーで見かける中長ナスなどと色合いは同じです。

 

首の部分がやや太く全体的な太さが頭からお尻まであまり変わりません。
ボリューム感がある、形の良さがウリのナスです。

 

・食味
果肉が締まっているので、漬物、炒め物、煮物、何にでも良く合います。
ナスは料理のバリエーションが豊富なので、おすそ分けしても喜ばれます。

 

・収量
彩むらさきは、秀品率が高く、多収性です。
その理由は、暑さに強いことと、それゆえに、色ボケが発生しにくい点にあります。

 

 

炒めても直火で焼いても美味しい彩むらさき

 

 

■彩むらさきの栽培のコツ

 

・種まき
12センチポットに3粒ほどをまきます。
その後、本葉2枚で間引き、7枚程度になるまで育苗します。
だいたいここまでにかかる日数は、60日くらいです。

 

発芽には26度近い気温が必要となるので、春先の早めの育苗は、
充分気温に気を付けて栽培しましょう。

 

育苗中も、平均気温17度以上を維持したいところです。

 

・植え付け
株間は、2本仕立ての場合、約45センチほど、
3本仕立ての場合、約65センチほどを目安にします。

 

プランターやコンテナ栽培の場合は、1株ずつ植えつけます。

 

・肥料
定植後、1週間ほどしたら1回目の追肥を与えます。
このとき与える肥料は、化成肥料を40グラムほどです。

それ以降は、2週間に1回を目安に追肥を続けます。

 

果実が上手く太らないときや、上手く着果しないときには、
水切れや肥料切れが疑われます。

樹勢を良く観察して何が足りていないか判断しましょう。

 

・樹勢判断
めしべの柱頭がおしべより長いものが多いときは、順調に生育しています。

反対にめしべの柱頭がおしべより短いものが多いときは、
株が弱まっているサインとなるので、追肥を行うようにしましょう。

 

・栽培の注意点
彩むらさきは草勢が良いので、低温期の栽培には、
必ずホルモン処理を行った上で確実に着果させ、草勢のバランスを維持します。

 

耐暑性のある品種ですが、日本の夏の地温はかなり高温となりますので、
敷きわらやマルチングをして和らげましょう。

 

・収穫
一番果は、やや小さめに収穫します。
分枝するところに花芽がつくので、放っておくと葉が混みあったり、
逆に果実がなりすぎたりして、株に悪影響を与えてしまいます。

 

なり疲れを起こさせないためにも、主枝を決めたら弱い側枝は早めに切り、
強い側枝の一番花に着果させ、葉を1枚残して摘芯します。

 

また、収穫のときに着果基部の葉2枚まで切り戻すと、
着果節がない時期も避けられます。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定



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