ナス 育て方

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ナス 発芽温度

読了までの目安時間:約 6分

 

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ナスが育ちやすい気温があるように、
種をまいて芽が出るのにも最適な温度があります

 

 

苗から育てる場合はあまり関係ありませんが、
種から育ててみるのであれば、温度管理はとても大切になります。

 

特にナスは、種播きから苗を定植するまでに、約80日~90日かかります。
つまり、苗を植え付けたい時期から逆算して、種を播く日を決めます。

 

せっかく逆算して出した日に種を播いても、
その後の管理が良くないと、発芽すらしないこともあります。

 

ナスが発芽するための適温や、
発芽までの日数、発芽の条件などをご紹介します。


 

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ナス栽培Q&A

ナス栽培 いつまで?

読了までの目安時間:約 8分

 

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まだまだ元気に実をつけるナス=築陽(2016.08.28)

 

 

ナスを育て真夏になると、
いつまで実をつけさせて良いのか分からないことがあります。

 

育て方や環境によっては、真夏に枯れてしまうこともありますが、
反対にとても長く生育を続ける場合もあります。

 

早いうちに調子を崩してしまった場合、
剪定や養生をしても戻る気配がなければ早めに撤収しても構いません。

 

そのまま畑に置いていると、病害虫にかかることもあります。
近くで育てている植物にも被害が出るので注意が必要です。

 

では、秋になっても調子が良い株は、いつまで育てるのが良いのでしょうか。

 

 

[ナス栽培 いつまで?]

 

 

■ナスの生育温度

 

ナスは高温を好むため、苗を植え付けた後など保温してあげる必要があります。
梅雨が明けた後は、低温のために保温が必要なことはほとんどありませんが、
真夏を過ぎて秋になると、だんだんと涼しくなってきます。

 

秋になって涼しくなってくると、次に気になるのが、
ナスはいつまで生育するかということです。

 

日本は冬が寒いため、ナスは冬を越すことができません。
なので、一年草として毎年苗や種から育てる必要がありますが、
実はナスは多年草なのです。

 

ナスが育つために必要な気温を確保することができれば、
何年も育てることが可能な植物です。

 

ただ、気温が低い状態が続くと、花芽がつかなくなるので、
実を収穫できるように調整するのはなかなか難しいものです。

 

ナスはだいたい昼間に20度以上あり、
夜でも15度以上の気温があれば生育します。

 

昼間20度、夜15度が最低ラインの気温となるので、
これよりも低くならなければ、ゆっくりでも生育を続けます。

 

日本の場合、寒冷地だと10月中旬頃から、
気温が急激に下がり始めることがあり、霜が降りる地域も出てきます。

 

こうなると、保温なしでのナス栽培はほぼ不可能となるので、
地域にもよりますが、10月中旬頃を目処に撤収をします。

 

暖地などであれば、まだまだ花が咲いているということもあるでしょう。
その場合は、様子を見ながら栽培することになります。

 

気温が下がると、花が咲いても着果率が悪くなったり、
着果しても実の肥大にかなりの時間がかかります。

 

ある程度であれば、肥大に時間がかかることで味が濃くなるのですが、
あまりに時間がかかると、ツヤのないボケナスが多く育ちます。

 

暖地であっても、越冬させるつもりがないのであれば、
肥大に時間がかかるようになったら、花をつけていても撤収を考えましょう。

 

 

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更新剪定後、つぼみをつけるとげなし千両2号(2016.08.25)

 

 

■更新剪定をするかどうか

 

高温を好むナスであっても、
真夏の高温の中で実を多くつけると、体力が奪われバテてしまいます。

 

最近はそれを見越して、7月下旬~8月上旬に更新剪定を行い、
秋ナスを目標に養生する方法が主流になってきています。

 

更新剪定をすると、しばらくは花芽もつかず実も収穫できませんが、
暑い夏を養生して過ごすため、1ヶ月ほどで、また花を咲かせるようになります。

 

真夏に体力を維持し、秋以降の花付きも良くなり、収穫が期待できます。
この場合、体力が残っている限りは実を順調につけ続けるので、
気温が下がって実が肥大しなくなるまで育てることができます。

 

反対に更新剪定をせずに夏を過ごさせると、
暑い真夏にも花を咲かせて実をつけようとします。

 

株の調子によっては、真夏も実を大きく肥らせ、多く収穫できます。
ただ、暑い期間に実をつけることで、体力をたくさん使うため、
涼しくなってくる頃に急激に調子が悪くなり、枯れることがあります。

 

その場合は、復調が難しくなるため、早々に弱った株を片付けて、
次に栽培する植物のために土を作っておくのが良いでしょう。

もし更新剪定をしていなくても、ずっと調子が良い場合は、
無理に終わらせずそのまま実をつけて収穫することができます。

 

 

■長く収穫するために

 

気温が下がって生育が悪くなるギリギリまで栽培する場合、
株の調子が悪くならないように、じゅうぶん注意する必要があります。

 

基本的な栽培方法(水やり、追肥等)は守ります。
特にナスは水を好むので、極端に乾かないように水やりには配慮します。

 

さらに、長く収穫を楽しむためには、体力を使いすぎるのは禁物です。
実をいつまでもつけておくと、それだけで体力が奪われます。

 

収穫する時は、若いうちに収穫すると樹が疲れません。

 

 

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石ナス

 

 

■寒い時の収穫のタイミング

 

気温が下がってくると、株自体の生育も緩慢になり、実の肥大も遅くなります。
あまり長く実を木につけたままにしておくと、体力を奪われるばかりか、
実のツヤがなくなって、いわゆるボケナス状態となってしまいます。

 

ボケナスは色やツヤが悪くなるだけでなく、食味が悪くなります。
中には石ナスと呼ばれる硬くなったナスができたりすることもあります。

 

こうなるとツヤのある状態には戻りにくいので、早めに収穫します。
最盛期に比べると、収穫適期となったナスは実が小さくなります。

 

大きくなるまで待たずに、ツヤの良いうちにどんどん収穫してしまいましょう。
おいしく食べられる状態で収穫することで、
9~10月頃までおいしいナスを楽しむことができます。

 

■参考
>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培Q&A

ナス 種の採り方

読了までの目安時間:約 5分

 

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今年の「とげなし千両二号」は美味しい! が固定種ではないのが残念

 

 

ナスを育て収穫し、実際に食べるととてもおいしい実がつくことがあります。
そういった株は、種をとって翌年も栽培すると、
親と同じようにおいしい実を収穫できる可能性があります。

 

ナスの実から種を採る方法をご紹介します。

 

 

[ナス 種の採り方]

 

 

■種が採れる品種

 

ナスだけではありませんが、植物の中には種をとって育てても、
親と同じようには育たないものがあります。

 

園芸用の品種で多いのですが、F1種と呼ばれる品種です。
交配を重ね、育てやすさや実のおいしさなどを併せ持つけれど、
固定化ができていないという品種です。

 

F1種の品種から種をとることは可能ですが、その種を播いて育てても、
親と同じような性質が出ないことがほとんどです。

 

種をとってまた育てる場合は、固定種と書かれているものを選ぶようにします。
F1や一代交配などという言葉がついている品種は、
種をとっても無駄になるので避けるようにします。

 

 

■種の採り方

 

ナスの種の採り方は、あまり難しくはありません。
ナスは実の大きさの割りに種が小さいので、
間違って流してしまわないようにだけ注意しましょう。

 

1. 実の表面が硬く、茶色っぽくなるまで木につけておく
2. 実を収穫し、常温でしばらく追熟させる
3. 皮が硬くなるのに反し、中の果肉が柔らかくなってきたらよく揉む
4. よく揉んだら、包丁などで実を割り、種を露出させる
5. ボウルなどに水を張り、実を洗って種をはずす
6. ザルやネットで水を切り、新聞紙の上やバットの上に広げて乾燥させる
7. しっかりと乾燥したら、袋に入れて冷蔵庫で保存する

 

 

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ナスの黒っぽい点々が、ナスの種です

 

 

■種を採る時のポイント

 

・勢いのあるうちに採る
種を採る実は、できれば株がまだ元気なうちの方が、良い種が採れます。
疲れた株からは疲れた実が、疲れた実からは疲れた種が多く採れます。

 

本来であれば、ナスは若どりをして株の体力を維持して育てますが、
種を採る場合だけは別です。

 

普段なら収穫するくらいまで育ってから、
1ヶ月ほど木につけたままにしておくと、
表面が茶色く変色し、皮が硬くなってくるので収穫をします。

 

・未熟な種は取り除く
水の中に種を入れた時、浮いてくる種は未熟な種です。
未熟な種は発芽率が悪くなるので、この時点でできるだけ取り除いておきます。

 

水を張ったボウルに種を落とした後、少し時間が経つと種が沈みます。
それでも浮いている種は未熟なので、
水を捨てつつ未熟な種も流すとうまく取り除けます。

 

・細かいネットを準備
種の水を切る時、できる限り細かい目のザルやネットを用意します。
ナスの種はとても小さいので、目が粗いと水と一緒に通り抜けてしまいます。
ストッキングタイプの排水口用ネットなどは、網目が細かいのでお勧めです。

 

・保存は冷蔵庫
種は気温の変化に敏感な場合があります。
冷蔵庫に入れておくことで、温度と湿度がほぼ一定に保たれるので、
品質の低下を防ぐことができます。

 

新しい種なら発芽率も良いですが、ナスの場合は種を採取してから、
少なくとも半年は保存しておく必要があります。
半年の間に種が劣化しないようにしておきましょう。

 

■参考
>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培Q&A

ナス 種だらけ

読了までの目安時間:約 5分

 

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若採りの新鮮なナスのつぶつぶは、気になりませんが

 

 

ナスを収穫して、いざ料理をしようと包丁を入れてみると、
ナスの白い実の中に黒いつぶつぶつが多く含まれていることがあります。

 

ナスと聞いてイメージする白い果肉からはかけ離れているため、
一瞬食べても良いものかどうか迷ってしまいます。
この黒いつぶつぶはいったいなんなのでしょうか。

 

 

[ナス 種だらけ]

 

 

■ナスの種

 

ナスを切った時、中に黒っぽいつぶつぶがたくさん見えるのはナスの種です。
ナスはふっくらとした大きな実をつけますが、種はとても小さいです。

 

ナスの実は受粉することが膨らみます。
そのため、ほとんどのナスの実には種ができる可能性があります。

 

中には受粉せずに実が肥大する品種もあるため、
そういったものは受粉しないので、種ができないこともあります。

 

では、なぜ種がないものが多いのでしょうか。

 

種が目立たないものでも、よく見てみると、
小さな粒があったり、薄い茶色をした粒が入っていることがあります。
種は熟すと黒っぽくなるので、実が成熟しているということになります。

 

ただ、ナスは基本的には若いうちに収穫するので、
旬の始め頃は黒っぽい種が見られることが少ないです。

 

収穫最盛期を過ぎて、たくさん実をつけた株は、体力を消耗しています。
そういった株は新しい実をつけても、なかなか大きくならないことがあります。

 

長い期間、実を木につけた状態にしているため、
種ができあがってしまっていることもあるのです。

 

特にナスの旬の後半である秋になると、黒い種を含んだナスが増えてきます。

 

また、ナスを購入した後、すぐに使わずに放っておくと、黒っぽくなることがあります。
ナスの実は水分が多いので、購入後はできるだけ早い時期に料理しましょう。

 

けれどたくさん購入したり収穫したりすると、
なかなか一度に消費できず、長い間残ることがあります。

 

 

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ナスは収穫・購入したら早めに食べましょう

 

 

■種が多くても食べられる?

 

ナスに黒っぽい種がたくさん入っていても、食べられないことはありません。
もし白い果肉部分も黒や茶色に変色してしまっている場合は、
かなり傷みが進んでいるため、食味が悪くなっています。

 

少し変色している程度であれば、その部分を取り除いて料理に使えますが、
大部分が変色している場合は、処分した方がよいでしょう。

 

種はとても小さいですし、食べられないことはないのですが、
どうしてもプチプチとした食感が残ります。

 

この食感が嫌な場合は、種を取り除くことができないため、料理に向いていません。
特に食感が気にならない場合は、そのままいつもの料理を楽しむことができます。

 

購入から時間が経った場合も、種が熟して黒くなることがあるので、
購入後はできるだけ早く消費するようにしましょう。

 

また、家庭菜園でナスを育てている場合、
なり疲れや気温の低下などによって実の肥大に時間がかかるようになります。

 

この時、実がさらに大きくなるまで長い間待っていると、
種ができやすくなるので、早めの収穫を心がけましょう。

 

■参考
>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培Q&A

ナス栽培 失敗

読了までの目安時間:約 9分

 

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ナス栽培、失敗か!

 

 

ナスは家庭菜園で人気の夏野菜です。
しかし、ナス栽培に失敗したという人が意外と多いのです。

 

ナスは比較的丈夫で、咲いた花は必ず実になり、
無駄になることが少ないとされています。

 

では、なぜうまく育たない場合が多いのでしょうか。
ナス栽培を失敗しないためのポイントをご紹介します。

 

 

[ナス栽培 失敗]

 

 

■適温を保つ

 

ナスは高温を好む植物です。
植え付け適期とされる5月上旬であっても、
年によってナスにとってはまだ寒いことがあります。

 

10度を下回らなければ、生長が止まることはありませんが、
できれば生育適温=22~30℃を保つようにすると、
植え付け後の初期の生育が安定し、その後の花付きや実付きが良くなります。

 

生育初期は、ホットキャップをかぶせておくと、寒風を防ぐことができます。

 

 

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自作の風よけ

 

 

ホットキャップなどの専用の道具を購入しなくても、
画像のように、植え付けたナス苗の周りに支柱を立て、
苗をビニールで囲むだけでも冷たい風を避けることができるのでお勧めです。
*ナスの発芽適温は 20~30℃です。

 

 

■日当たりを良く

 

ナスは日当たりの良い場所を好みます。
ナス栽培を失敗したという人の話を聞くと、
日当たりのあまり良くない場所で育てていることが多いです。

 

実際に、ナスを半日陰程度の場所で育てていると、
枯れるほどではないものの、花付きや実付きが極端に悪くなります。

 

日当たりが悪いと、葉の色が薄く、なんとなく生育が悪いといった状態が続き、
ほとんど実を収穫することなくシーズンが終わるということが少なくありません。

 

ナスを元気に育て、たくさん収穫したいであれば、
できるだけ日当たりの良い場所を確保するのを忘れないようにしましょう。

 

 

■水切れに注意する

 

ナス栽培の失敗の原因として、意外と多いのが水の管理です。
同じナス科のトマトは、水をあまり与えないで育てると甘みが増します。

 

そのため、トマトと同じように水をあまり与えずに、
葉が萎れた頃に水を与えていたという話を時々聞きます。

 

ナスは水を好む植物なので、葉が萎れた頃に水を与えていたのでは、
株を大きくするのにも、実を育てるのにも水分が足りません。

 

また、そこまで水を制御していなかったとしても、
ナスにとって水が足りていないという場合もあります。

 

地植えの場合、土が乾いたら水を与えるのでは、水が足りません。
植え付けから2週間ほどは、根もしっかりと張っていないので、
株元があまり乾かないようにだけ管理します。

 

その後は根が伸びますし、1番果がつく頃でもあるので、
土の表面が乾いていたら水を与えます。

 

その後は梅雨に入ることもあり、
雨の日が多ければ水やりの頻度は各段に下がります。

 

 

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梅雨明け後の水やりに注意します

 

 

水やりの問題が起きやすいのは、梅雨が明後です。
急激に気温が上がるのに加え、
ナスの生長も最盛期となるため、水を吸い上げる量が増えます。

 

この時期、地植えの場合、晴れの日は必ず朝に水を与えるくらいにします。
曇っている日は、土の状態を見て乾いているようなら与えるようにしましょう。

 

次に鉢やプランターで栽培している場合です。
基本的には、土の表面が乾いたら水を与えるようにします。

 

水を与える時は、表面を湿らせるだけでなく、
容器の底から水がしたたるまでたっぷりと与えます。

 

容器栽培が地植えと違う点は、根が伸びるスペースが制限されることです。
最初は問題なくても、栽培後半になってくると、
容器一杯に根が張ってしまい、水を与えても保水できなくなることがあります。

 

そんな時は、先の尖った棒などを使って、土に穴をあける「穴あけ」をします。
何か所か穴をあけることにより、そこから水が入り込んで、
中心の土も湿るようになるため、水切れを起こしにくくなります。

 

また、ナスは生育が旺盛なので、深型菜園プランターで容量30リットルなど、
最初から大きい容器で育てると、水切れの失敗が格段に減ります

>>ナス 水やりのコツ

 

 

■肥料切れに気をつける

 

ナスは気温が上がり生長すると、次々と花を咲かせ着果します。
枝葉を伸ばしたり、花を咲かせたり、実を大きくしたりと、
その分の養分が多く必要となります。

 

元肥として入れていた肥料だけでは、とうてい足りません。
肥料が不足していれば、追肥が必要になるのですが、
本当に肥料が効いているかどうかを時々チェックします。

 

ナスの花を観察してみて、
雌しべが雄しべよりも短くなっている場合は、肥料切れのサインです。
また日当たりが良いのに葉の色が薄い場合も、肥料切れの可能性があります。

 

定期的に化成肥料を与えていても、肥料切れのサインが出るようであれば、
即効性のある液体肥料を与えて様子を見ます。

 

特に容器栽培では、容器の底から肥料成分が流れ出てしまうので、
追肥をしていても効きが悪くなることがあります。

 

肥料の与え過ぎも良くありませんが、
化成肥料だけではどうしても間に合わないという場合は、
液体肥料も併用すると良いでしょう。

 

この場合、液体肥料は少し薄めに作って与えるのがポイントです。

>>ナス 肥料の与え方と時期

 

 

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ナスの実を長くならせていると、株が傷み収穫量が減ります

 

 

■収穫は早めに

 

ナスは次々と実をつけるため、
1つの実をあまり長い間つけたままにすると、株が疲れてしまいます。

 

いわゆる成り疲れという状態で、栽培後半に起きやすい症状です。
適度に追肥と水やりをしていても、
木に実をつけている期間が長いと、疲れやすくなります。

 

ナスの実を収穫する時は、標準サイズか少し小さいうちに収穫します。
少し早めの収穫を心がけることで、成り疲れになりにくくなります。

 

また、小さ目で収穫したほうが、結局総収量は高くなりますのでお得です。

>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培Q&A

ナス 肥料過多

読了までの目安時間:約 9分

 

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ナスは肥料食いと言われますが、肥料の与え過ぎも良くありません

 

 

ナスが必要とする肥料成分や追肥の時期があります。
必要でない成分を多く与えたり、あまり肥料を欲しがっていない時に、
大量に肥料を与えたりすると、やはり生育に支障が出てきます。

 

ナスが肥料過多の状態になると、
具体的にどのようになるのか、対策するのかをご説明します。

 

 

[ナス 肥料過多]

 

 

■ナスの肥料過多の症状

 

ナスは気温が高くなって生育が順調だと、次々と花を咲かせて実をつけます。
枝や葉を大きくし、花も咲かせて実も育てるとなると、確かに肥料が必要になります。
規定通りに追肥をすれば、ナスは肥料過多を起こすことはありません。

 

どちらかというと、肥料不足で悩まされることが多い植物ですが、
それでも必要以上の肥料を与えていれば、いつかは肥料過多になります。

 

ナスの肥料過多の症状を覚え、適切に施肥できているかをチェックしてみましょう。

 

・色が濃くなる
肥料の中でも、特に窒素が多いと起きやすい症状です。
ナスも品種によって、葉の色も多少の違いがあります。

 

濃い緑が標準なもの、薄い緑が標準なもの、白っぽい緑が標準なものと、
標準的な葉の色も品種によって違います。

 

そのため、一概に葉の色が濃い薄いと判断するのは難しいのですが、
苗についていたタグの写真や、品種をネットで調べると、画像が出てきます。

 

画像を参考にして、葉色の具合をチェックし、濃淡を確かめましょう。
新芽の部分は、紫色が濃く出る場合が多いですが、
それ以外の葉が極端に色濃くなっている場合は、肥料過多が疑われます。

 

 

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葉の色や葉脈の色をチェックします。このとげなし千両2号は適切な状態です

 

 

・葉が変色する
肥料不足になった時、葉の色が薄くなることがあります。
これと同じように、肥料過多の状態になっても、葉が変色する場合があります。

 

第一は、土の肥料濃度が高くなり、根が傷んだときの葉先の褐変です。
いわゆる肥料焼けといわれる状態で、根を傷めたことによって、
葉先が茶色く変わり、焼けたようになります。

 

第二は特定の肥料が多いことで起こる変色です。
葉脈の間がまばらに黄色く変色し、
少し葉の表面が縮れたようになるのは、リン酸が多い時です。

 

葉脈の間に、茶色い斑点が出るのは、マグネシウムやマンガンが多い時です。
このように、肥料全体ではなく、特定の成分が多い場合も、ナスはサインを出します。

 

・葉が内側に巻く
特に生長点に近い部分の葉で起こる症状です。
内側に巻くのは、肥料が効きすぎているサインです。

 

・葉が大きい
葉の色が濃いのと同様に、葉が大きいのも窒素が多い時によく出る症状です。
ナスの葉は意外と大きくなりますが、
それでもあまりに大き過ぎる葉は、過剰な肥料によって出た症状です。

 

 

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葉色、葉脈、花色が濃く、肥料過多の状態です

 

 

・花の様子がおかしい
ナスは花の状態を見ることで、肥料が不足しているか過剰が知ることができます。
花びらが大きくて色が濃い時、
花の中心にある雌しべがかなり長い時は、肥料過多のサインです。

 

また、蕾が横に広い形をしていたり、
茎が何本がくっついたように広がっている状態を帯化と呼びます。
帯化の原因も、肥料過多である場合が多いので注意が必要です。

 

・花付き、実付きが悪い
枝は伸びるけれど、花付きが悪かったり、
花は咲くものの着果不良を起こす場合は、肥料過多の場合があります。

 

この症状は肥料不足でも出る症状なので、他の症状と総合して判断します。
誤って判断すると、肥料過多の状態なのに肥料をさらに追加してしまったり、
肥料不足なのに控えてしまったりと、対処を間違えることがあります。

 

 

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葉が大きく育ち肥料負けしそうなナスの苗

 

 

■肥料過多の対処法

 

肥料過多にも種類があります。
肥料全体を与えすぎている濃度が高くなっている場合、
窒素が多くて葉や枝が茂りすぎている場合、
リン酸やマンガンなど特定の成分が過剰な場合などなど。

 

状態に合わせた対処法で、症状が改善して生育不良から脱出しやすくなります。
症状をよく確認して、何が原因かを確定してから対処法を試してみましょう。

 

・肥料濃度が高い場合
土の中の肥料濃度が高い場合は、まず水で薄めることから始めます。
いつもの3倍くらいの水を数日間続けます。

 

こうすることで、土の中の肥料成分が水に溶けて排出され、濃度が下がります。
特に鉢やプランターなどで育てている場合は、余分な肥料成分を含んだ水が、
容器の外に出るので、効果が高い方法です。

 

・窒素が多い場合
窒素が多い場合、水を控えることで吸収を抑えることができます。
ただナスの場合、水を控えると石ナスやボケナスといった症状が出ることがあります。

 

その場合、食用のお酢を散布することで軽減することができます。
食酢を500倍に薄め、葉面などに散布します。

 

葉の表面や裏から食酢を吸収することで、
根から過剰に窒素を吸収するのを防ぐ方法です。

 

 

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やや肥料が多いナス

 

 

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石ナス状態のナス

 

 

・リン酸が多い場合
リン酸の過剰障害が出るのは稀ですが、なくはないことです。
特にリン酸のみを大量に与えていると、起きやすくなります。

 

また、窒素と同じように、リン酸も土に蓄積されている場合があるので要注意です。
まずはリン酸分の施肥をストップします。

 

リン酸も水溶性のため、水を控えたいところですが、
ナス栽培では水を控えるのは気が引けます。

 

アメリカでは、リン酸と結合しやすいアルミニウムを散布することで、
吸収を阻害する方法が研究されています。

 

・その他微量成分が多い場合
マグネシウムやマンガンが過剰になる場合、
土の酸度が酸性に傾いていることが原因である場合があります。

 

この場合は、苦土石灰を施すことで中和することができます。
また、苦土石灰に含まれるカルシウム分が補充されることで、
土中の栄養バランスが整えられます。

 

排水不良によって、不要な成分が流れずにとどまることで症状が出ることもあります。
苗を植える時は、土の水はけを良くしておくようにしましょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

秋ナス 収穫のコツ

読了までの目安時間:約 4分

 

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秋ナスは、ナスの栽培期間の後期にできますが、
実が引き締まり、種が少なく一番美味しい時期です!

 

 

でも秋ナスを収穫するにはどうしたらいいのでしょうか?
5月頃から栽培し軽い剪定や仕立て、追肥を続けていても、
秋ナスを収穫することができず、苗は枯れていってしまいます。

 

更新剪定、根切り、追肥を行うことで、美味な秋ナスが収穫できます。
簡単な作業ですので、ぜひ試みてください。

 

 

[秋ナス 収穫のコツ]

 

 

1.更新剪定とは
高温を好むナスでも真夏は実をつけすぎて株が疲れてしまいます。
これにより品質が良いおいしいナスが収穫できなくなります。

 

更新剪定は、夏の間覆い茂った葉や茎を切り除き、
新しい葉や茎の成長を促進し、新たに実をつけるために行います。

 

2.更新剪定の方法と時期
7月下旬頃から8月上旬にかけて枝を切り戻します。

 

この時期に切り戻せば約一ヵ月後に再びナスが収穫ができます。
秋ナスを収穫したい一ヶ月前、強剪定では40日前に剪定を行います。

 

株の全体の1/3程度で各枝から葉が1枚~2枚残る程度まで切ります。
ナスの実がついていても切ってください、思い切って切りましょう。

 

エネルギーを使いきる前に切り戻すことが重要です。
更新剪定で、切り戻しし過ぎると株の生長が弱くなるので、
最低でも三分の1の枝は残すように剪定してください。

 

 

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詳しくは、>>ナス 更新剪定

 

 

3.更新剪定後は?
更新剪定を行ったあとは根切りをしておきます。
根も切ることにより再び生えます。その後に肥料を与えてください。

 

この作業が何故必要かというと、
株の葉と茎を切り戻したことで、長い根とのバランスが取れないので、
バランスを保つために根を切る必要があるのです。

 

◎地植え栽培
地植え栽培では株元から30cm離したくらいの場所、
株元を中心としてスコップを2~4ヵ所入れ根を切っておきます。

 

切ったあとはスコップを入れた場所に液肥(500倍希釈)を流し込んでください。
液肥が無い場合は、通常の肥料を根を切った跡の近くに混ぜ込んでおきます。

 

◎プランター栽培
プランター、鉢栽培ではできるだけ株元から遠い、
10~20cmほど離した場所にシャベルを入れて根を切ります。
あとは地植え栽培と同様です。

 

更新剪定を行った後新しい葉や茎が出てきて収穫ができるようになります。
管理は切り戻す前と同様に行ってください。
このようにすると、おいしい秋ナスが食べられるはずです!

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

ナス 肥料不足

読了までの目安時間:約 8分

 

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1番果も収穫して、元気に育つなす

 

 

ナスは肥料食いと、よく言われますね。
肥料食いと聞くと、たくさんの肥料を与えないといけない、
と思いますが、厳密にはそうではありません。

 

ナスにとって、肥料が必要な時とそうでない時があります。
肥料が足りている時に追肥しても、効果がないだけでなく、
肥料過多で支障が出ることもあります。

 

ナスが肥料不足になっている時、ナスからのサイン=合図があります。
ナスが出す肥料不足のサインには、いくつかの種類があります。

花、葉、枝を見て、総合的に判断して追肥すると、失敗が少なくなります。

 

 

[ナス 肥料不足]

 

 

nasu (1)

雌しべの長さ、花びらの色、葉の色を観察します

 

 

■花を見る

 

ナスの花は、肥料不足のサインが一番分かりやすい部分です。
できれば開花したものは、1つ1つチェックして、
肥料不足になっていないかを見るのが良いでしょう。

 

すべての花をチェックし見分けることで、
肥料が足りているかどうかを、すぐに判断することができます。

 

・雌しべの長さ
肥料不足を知るのに、雌しべの長さはとても重要です。
ナスの花をのぞいてみると、黄色い雄しべが並んでいて、
その中央に薄い黄緑~白っぽい色をした雌しべがあります。

 

この雌しべが、周りにある雄しべよりも長いかどうかで、
肥料が足りているかを見分けることができます。

 

 

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雌しべが長く花色が濃い=肥料が足りている

 

 

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雌しべが短く花色が薄い=肥料が不足している

 

 

雌しべが雄しべよりも長ければ、肥料は足りている状態です。
反対に、雌しべが雄しべとほとんど同じ長さか、
雄しべに隠れてしまっている状態なら、肥料不足です。

 

定期的に追肥をしていても、開花した花をすべてチェックしていると、
雌しべが少し短くなっているものが出てくることがあります。

 

ナスの最盛期になると、同じタイミングで咲いている花の数も、
生長中の実の数も多くなってきますね。

 

こういった時は肥料不足になりやすく、雌しべが短くなっていくことがあります。
雌しべが雄しべよりもほんの少し長い状態の時に追肥をすると、肥料不足を回避できます。

 

・花びらの色
花びらの色は、品種によって少しずつ濃淡があります。
けれど、同じ品種の中や1つの株の中であっても、色が薄くなる時があります。

 

その場合は、肥料不足が考えられるので、即効性のある液体肥料を与えて様子を見ます。
液体肥料は、少し薄めに作って与えると、過剰になる心配がありません。

 

・花の大きさ
同じ株なのに、最近咲いた花が小さくなってきたら、肥料不足のサインです。
本来であれば、花の大きさは、だいたい同じくらいになります。

 

それが極端に小さくなっていたら、肥料不足です。
液体肥料を与えて様子を見ましょう。

 

・次の花
花は咲いたけれど、次に開花すべき蕾がついていない場合、
肥料不足の可能性があります。

 

植え付けて間もない株や、シーズンが終わる株などは、
株の生長スピードが遅くなっているので、次の蕾がなくても心配はありません。

 

最盛期にも関わらず、次の蕾がついていない場合、生育不良が疑えます。
他のチェック項目を総合して、原因が肥料不足であれば、追肥をしておきましょう。

 

 

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葉の色も観察します、病害虫もチェックしましょう

 

 

■葉を見る

 

ナスの葉を見ていると、肥料不足のサインが出ていることがあります。
肥料不足の他にも、病気や害虫被害のサインも葉に出ることが多いので、
こまめにチェックしておくと、早期発見につながります。

 

・葉の色
葉の色の状態を見て、異常がある時は肥料不足が原因の場合があります。

 

下の方から順番に色が薄くなってくる場合は、窒素不足。
下から色が薄くなり、生長が悪くなるのはリン酸不足。
葉脈だけが緑色で残り、他が黄色く変色するのはマグネシウム不足。
新芽部分の葉が、葉脈もすべて黄色くなるのは鉄不足。

 

こういった特定の成分が不足している場合は、
それぞれに合った養液を散布するのが一般的です。

ただ、基本に沿った育て方をしていて、ナスに合った肥料を与えている場合、
こういった微量成分が不足するような症状はあまり見られません。

 

・葉の大きさ
同じ株なのに、他に比べて葉が小さくなったら、肥料不足かもしれません。
簡単にいうと、生育不良なのですが、原因が肥料不足とは限りません。
花の状態なども見て、総合的に結論を出しましょう。

 

 

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葉の大きさや枝振りも大切です

 

 

■枝を見る

 

開花中の花から生長点までの長さを見ることで、生育具合が分かります。
ナスの品種によって、うまく生育している基準となる長さが違うので、
育てているナスの調子が良い時の長さをあらかじめ測っておくと良いでしょう。

 

目安として、中長ナスや水ナスなどは20cm~25cm、
樹勢が強めの緑色をしたナスなどは25cm~30cmです。

 

目安より短い場合は、肥料不足になっているので追肥を行います。
ナスは枝を伸ばしながら新しい花芽をつけるため、
枝を伸ばす力と実をつける力のバランスがとれている必要があります。

 

枝を伸ばす力が強くなると花付きが悪くなり、
実をつける力が強くなると枝の伸びが悪くなり、次の良い花芽がつきにくくなります。

 

目安よりも短くなっているということは、枝を伸ばす力が弱まっています。
実をつける方に力が強くなっているので、追肥とともに摘果を行うと効果的です。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

ナス 皮が固い

読了までの目安時間:約 7分

 

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2本仕立てに誘引したら、調子が良い千両ナス

 

 

栽培中のナスの皮が固い原因はなんでしょうか?

 

高温を好むナスは、6月に入ると、そろそろ収穫時期に入ります。
ナスは花が咲いてから実を収穫するまでに約1ヶ月ほどかかります。

 

しかし一番果実は、小さいうちに収穫すると樹勢が安定するので、
満足できるサイズの実がとれるのは2個目以降ということになります。

 

けれど待望の実を収穫して食べてみたら、
皮が固くて食べにくいということがよくあります。

 

ナスの皮が固くなってしまうのには、どのような原因があるのでしょうか。

 

 

[ナス 皮が固い]

 

■水・肥料不足

 

水や肥料が不足していると、皮が固くなりやすいです。
ナスは、水分と肥料を比較的多く必要とする植物です。

 

雨が少なく猛暑などで乾燥が早まったりすると、水分不足となって皮が固くなります。

 

特に鉢やプランターなど、容器栽培でナスを育てている場合は、
土の量が地植えよりも少ないため、乾燥しやすくなります。

 

ナスは最初から大きめの容器にたっぷり土を入れて育てるようにしますが、
それでも乾燥が激しくなることがあります。

 

その場合は、一回り大きい容器にナスを容器ごと入れて二重鉢にしたり、
株元に直射日光があまり当たらないようにすると、土の乾燥を軽減できます。

 

ナスは高温期になると、次々に花を咲かせ実をつけるため、肥料が欠かせません。
追肥をさぼってしまっている場合は、適量を与えて様子を見ましょう。

 

この時、今まで追肥していなかったからと、
いきなり大量の肥料を与えるのは、やめておいてください。

 

追肥をしているにも関わらず、花色が薄いなどの、
肥料不足のサインが出ていたら、水不足も併発しているかもしれません。

 

液体肥料を与えているのであれば、水不足はほぼ関係ないのですが、
粒状や玉状の肥料を与えている場合は要注意です。

 

粒状や玉状の肥料は、水分に触れることによって肥料成分が溶け出ます。
つまり、肥料だけ与えていても、水も十分に与えていなければ、
肥料成分が溶けだすことができずに、肥料不足に陥ることがあるということです。

 

過度な水やりや追肥はご法度ですが、
適切な量とタイミングの水やりと追肥は、ナス栽培には欠かせません。

 

ナスの葉や実、花の様子と土の乾燥具合をこまめにチェックするようにします。

 

 

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健康に育ったナスは、皮が軟らかく美味しいです

 

 

■低温・高温

 

ナスは高温を好む野菜といわれているため、
低温の時期は生育不良や受粉不良が起きやすくなります。

 

また、高温を好むといっても限度があるため、
猛暑日が続くとバランスを崩し、受粉不良を起こしやすくなります。

 

受粉不良が起きる原因はいくつかありますが、
皮が固くなるのは、低温や高温で正常な花が咲いていない場合が多いです。

 

一見すると問題ない花であっても、
花粉の出が悪かったりすることで、受粉不良が起きやすくなります。

 

受粉不良などが原因でホルモンバランスを崩したナスは、
着果しても大きく育たず、石のように硬い「石ナス(単為結果)」と呼ばれる状態になります。
>>ナス 単為結果とは?

 

植え付け直後や梅雨の低温になりやすい時期は、防寒対策をして気温を保ちます。

真夏の猛暑が続いた時は、繁茂している部分の葉を減らして、
風通しを良くするなどして、できるだけ涼しい環境を作ってあげましょう。

 

 

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ナス、日当たりは好きですが、西日は苦手です

 

 

■直射日光に当たりすぎた

 

ナスは日当たりの良い環境を好みますが、
果実に直射日光が当たりすぎると、皮が固くなることがあります。

 

これはナスが過度な太陽の光から実を守ろうとした結果です。
だからといって、半日陰などに移してしまうと、
今度は生育不良になることがあるのでお勧めできません。

 

このような時は、西日を遮ってみましょう。
太陽の光が丸一日当たるような場所であれば、西日も当たることがあります。

 

夏の西日はとても強いため、西日を遮ってあげるだけでも、
日当たりを和らげることができます。

 

西日が当たる角度に合わせて遮光ネットをかけたり、
建物などの陰になるような場所を移動するだけでも、西日を遮ることができます。

 

西日を遮ることで、土の乾燥が和らぐことにもつながり、
水不足を軽減するのにも役立ちます。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

ナス 梅雨対策は?

読了までの目安時間:約 6分

 

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梅雨に入っても元気に開花し、実をつけるナス

 

 

ナスを定植して、やっと根付いて育ち始め着果したりする頃、
ちょうど梅雨の時期にさしかかります。

 

ナスは水を好む野菜ですが、雨の日が続くと湿気が高くなり、
病気にかかりやすくなったり、日照不足になることもあります。

 

じめじめとした梅雨を乗り切って、
たくさんの実を収穫するための秘訣をご紹介します。

 

 

[ナス 梅雨対策は?]

 

 

■降雨時に作業をしない

 

雨が降っている時に、実の収穫や整枝、わき芽かきなどの作業をすると、
作業によってできた傷口から菌が入りやすくなってしまいます。

 

また、傷口がいつまでも乾かないので、
そこから枯れこんだり腐敗したりする原因にもなります。

 

できれば作業は晴れた日の午前中に行い、
午後には傷口が乾いているようにしておくと安心です。

 

 

■風通しを良くする

 

雨が降らなくても、梅雨の間は湿度が高くなりやすくなります。
湿度の高い時に、枝と枝と近かったり、
葉が重なったりしていると風通しが悪くなります。

 

風通しが悪くなれば、そこが病原菌の繁殖場所になったり、
害虫の巣窟になりやすいです。

 

また、株の内部を目視しにくくなるので、変化に気づきにくくなります。

 

風通しが悪いということは、
株の中心への日当たりが悪くなっている可能性があります。

 

梅雨は天気の悪い日が続きやすく、雨や曇りの日が続くと、
太陽の光が大好きなナスは弱って元気を失いやすいです。

 

晴れた時には、株の中心までいっぱいの光を入れられるよう、
風通しを、じゅうぶん良くしておきましょう。

 

 

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マークの150㎝の支柱で2本仕立てにしたら、風通しが良く着果が良いです

 

 

■余分な葉を取り除く

 

雨続きで日照不足になったり、少し調子を崩したりすると、
ナスの葉や花が黄変して落ちるようになります。

 

落葉してしまうのも心配なのですが、
この落ちた葉をそのままにしておくのも良くありません。

 

落ちた葉が、別の健康な葉の上に落ちたり、
株元にくっつくようにして落ちてしまうことがあります。

 

枯れた葉が重なった健康な葉は、重なった部分が陰となってしまい、
光を受けることができなくなります。

 

また、湿気や水分が溜まりやすくなり、そこから傷みやすいです。
株元に落ちた場合も同様に、その部分の風通しが悪くなることで、
病気にかかる可能性が高くなります。

 

落葉した原因が病気なら、落ちた葉は病原菌の温床となります。
そのような葉がついた状態だと、近くの葉や株元から感染しやすいです。

 

落葉した葉や花があったら、すぐに取り除いて処分しておきましょう。

 

また、雨によって土が跳ね返って葉の裏に泥がつくと、
そこから菌が侵入することもあります。

 

黒ビニールのマルチなどをしている場合は、泥跳ねを予防できますが、
何もしていない場合は泥跳ねの注意が必要です。

 

地際から2節くらいまでの葉を摘んであげることで、
跳ねた土が葉の裏につくのを防ぐことができます。

 

株元にワラなどのマルチを敷くことで、泥跳ねを予防することもできます。
植え付け時にマルチをしなくても、ワラなら後から覆うことができるので便利です。

 

 

■思わぬ水切れに注意する

 

梅雨は湿気が高く、雨が続くイメージがありますが、
意外と雨が降らず空梅雨ということもあります。

 

曇ってはいるけれど、実際には雨がほとんど降っていなかったり、
降ってもぱらぱらと短時間降っただけでは、土は潤いません。

 

天気が悪くても、実際に雨が降らなければ、水を与えていないのと同じです。
地植えでも何日も雨が降らず水を与えていなければ、土が乾いてしまいます。

 

特に鉢やプランターなどは、土の量も限られている上に、
軒下やベランダなど、雨の当たらない場所で管理していることもあります。

 

また、ナスの葉は大きく、容器栽培の容器に雨が降りこまないことも多いです。
容器の表土の様子をチェックすると水切れを予防できます。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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